御倉の社
御倉の社(みくらのやしろ)は、霊界物語に登場する社。高砂島の御倉山の麓にある[1]。
概要
主なエピソード
御倉山の麓には清く広い谷川が流れていおり、「御倉魚」という美しい魚が沢山棲んでいた。飢饉で人々は飢えていたが、ウラル教ではこの魚は社の神の使いであるとして、捕って食べることを禁じていた。そこへやって来た三五教の宣伝使・言依別命と国依別は、誠の神は神罰など当てないとして、食べることを許した。〔第30巻第14章「霊とパン」#〕
飢餓を救われ、数十万の人々はウラル教を脱退して三五教に入信した。言依別命はこの地を去り、あとに残った国依別は御倉の社に国治立命、豊国姫命その他の諸神霊を合祀し、ここを中心として教勢を拡大させた。国依別は宣伝歌を作り、国人に平素から高唱するように教えた。そして熱心な信者のパークスという男に足彦(たるひこ)という名を与え、宣伝使とし、御倉の社を守るよう命じて、自分はここを立ち去りヒルの国の都を目指して進んだ。〔第15章「花に嵐」#〕
脚注
- ↑ 以下の位置に戻る: 1.0 1.1 第30巻第14章「霊とパン」#:「此処には御倉山と云ふ高山があり、国人の信仰に依りて、竜世姫命を奉斎したる可なり立派な社が建つてゐる。之を御倉の社と云ふ。テルとヒルとの国境に秀立せる大山脈の最もすぐれて高き峰である。祠は御倉山の麓にあつた」