三葉葵

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徳川家の三葉葵(江戸初期に使用されていた図案)

三葉葵(みつばあおい)は、霊界物語ウラル教及びバラモン教の紋章とされている。

概要

  • 表記ゆれ:三つ葉葵、三ツ葉葵、三つ葵、白地に葵
  • 初出:第9巻第37章凱歌#:〈遠山別が紋所、白地に葵の著く〉。第10巻総説歌#:〈常世の国の自在天 高く輝く城頭の 三ツ葉葵の紋所〉

ウラル教の紋章

ウラル教の紋章とされている用例。

  • 〈幾十旒とも知れぬ白旗に、三葉葵の紋を赤く染め抜いて(略)これぞアナン、ユーズの引率せるウラル教の宣伝使、信徒の一団が〉〔第30巻第18章日暮シの河#
  • 〈思ひがけなきウラル教 ユーズ、アナンの宣伝使 剣抜き持ち太刀槍を 林の如く立て並べ 三葉葵の白旗を 風に靡かせ堂々と〉〔第30巻第20章雉と町#

大国彦がウラル教を国是として常世の国を治めていた時代(第9~10巻)から三葉葵が使われている。

  • 〈こなたに向かつて進み来る高張提燈旗差物、遠山別が紋所、白地に葵の著く、風に揺られて瞬きゐる〉〔第9巻第37章凱歌#〕(舞台は目の国
  • 〈常世の国の自在天 高く輝く城頭の 三ツ葉葵の紋所〉第10巻総説歌#
  • 〈常世の城は雲表に 御空を摩して遠近の 樹の間を透しキラキラと 三葉葵の紋所〉〔第10巻第2章天地暗澹#

ただしウラル教は星の紋も使っている。→「ウラル教#概要

バラモン教の紋章

バラモン教の紋章とされている用例。

  • 〈思ひ掛なき三つ葉葵の旗印、合点行かぬと見る内に、先に立つたるサガレン王を始めとしテーリス、エームス其他の勇将、武備をととのへ〉〔第36巻第15章眩代思潮#〕(シロの島のサガレン王はバラモン教)
  • 〈彼の提灯のしるしは三葉葵がついてゐる。擬ふ方もなきバラモン教の捕手に間違ひない〉〔第44巻第11章腰ぬけ#
  • 〈旗印を見れば、どれもこれも三葉葵の紋所を染めなし居りますれば、正しくバラモン教の軍隊かと存じます〉〔第53巻第20章背進#

徳川家の紋章

三葉葵は徳川家の紋章として有名である。

江戸幕府の象徴とも言える。

  • 葵紋 - ウィキペディア

関連項目