菖蒲のお花
菖蒲のお花(あやめのおはな)は、霊界物語第64巻に登場する人物。ユラリ教の信徒。他の巻の黒姫に相当する人物。
概要
- 表記ゆれ:難波江の菖蒲のお花、アヤメのお花、あやめのお花
- たいていは、単なる「お花」と呼ばれている。
- 初出:第64巻上第19章「祭誤」#
- 第64巻上・下だけに登場する。
- ユラリ教の教主・虎島寅子に、最も信任を受けている。[1]
- あまり色が白くない、背が低く、横太い、年増婆アさま。[1]
- 「黒姫の再来」[2]
- 実在の人物としては、黒田悦子に相応する。 →「黒田悦子」
主なエピソード
お寅に伴い、お花・守宮別・曲彦はエルサレムに行く。〔第64巻上第22章「妖行」#〕
御霊城(エルサレムにおけるお寅たちのアジト)で守宮別はお花に結婚しようと出す。実は守宮別はお花が持っている1万両のお金が目当てだった。そこへお寅が帰って来た。守宮別はお寅の愛人である。お花と守宮別がイチャついているのを見て、お寅は半狂乱になる。お花と守宮別は御霊城から逃げ出した。〔第64巻下第5章「横恋慕」#〕
お花と守宮別は、御霊城から7~8町(700~800m)離れた横町のカフェーの奥座敷へ入り、イチャついていると、トンクとテクに見られてしまう。トンクとテクは、二人の関係をお寅に言うぞとお金をゆすろうとするが、お花は逆に、どうぞお寅さまに二人は結婚式を挙げたと報告して下さい、とはねのける。〔第64巻下第7章「虎角」#〕
僧院ホテルで、守宮別・お花・ヤクの3人は、木花咲耶姫を奉斎し、新ウラナイ教の発会式を開いた。お花は木花咲耶姫の生宮となり、教主となる。〔第64巻下第12章「開狂式」#〕
僧院ホテルに、守宮別の浮気相手である有明家の綾子が訪ねてくる。お花と守宮別と綾子とヤク(綾子の父親)の4人は取っ組み合いの大喧嘩になった。お花は負傷し、病院に入院した。〔第64巻下第15章「騒淫ホテル」#〕
お寅と守宮別、トンク、テク、ツーロの5人が自動車に乗り、エルサレム市内を宣伝に回っていると、お花が夜叉のような勢いで自動車を追って走って来る。守宮別は飛び下りてお花の後を追った。お寅がハンドルを握るが、自動車はお店に衝突してしまう。この騒動により、警察署からお寅・お花・守宮別に、エルサレムからの退去命令が出された。〔第64巻下第21章「不意の官命」#〕