人子
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人子(ひとご)は、霊界物語で使われている用語。「人(人間)の子」という意味だと思われる。
キリスト教における「人の子(ひとのこ)」(聖書でイエス・キリストを指す言葉)を意識した言葉ではないかと考えられるが詳細は不明。[1]
霊界物語では次の人物に対して、「司」に対する枕詞のように使われている。何故わざわざ「人子」という言葉を付けているのかは不明。
- 秋山彦:「由良の港の人子の司 秋山彦の門前を」〔第16巻第4章「夢か現か」#〕等。
- 東助:「洲本の里に名も高き、人子の司東助が留守の門前に佇み」〔第23巻第14章「籠抜」#〕等。
- 鉄彦:「アルタイ嶺の山麓に 人子の司鉄彦が」〔第26巻第8章「虎の嘯」#〕
- 照彦・照子姫:(照彦の歌)「人子の司となりなりて 此浮島の守り神」〔第27巻第17章「沼の女神」#〕
- 烏羽玉彦・烏羽玉姫:(黒姫の歌)「ペルシヤの国の柏井の 里に名高き人子の司 烏羽玉彦や烏羽玉姫の 長女と生れ育ちたる アバズレ娘の黒姫が」〔第33巻第20章「昔語」#〕
- 高依彦・高依姫:(玉治別の歌)「思へば昔フサの国 高井ケ岳の山麓に 其名も高き人子の司 高依彦や高依姫の 夫婦が情に育まれ」〔第33巻第20章「昔語」#〕
- サガレン王:(タールチンの歌)「バラモン教の神司 人子の王とあれまして」〔第36巻第14章「歎願」#〕
脚注
- ↑ ダニエル書7章13節「見よ、「人の子」のような者が天の雲に乗り」、マタイ福音書12章8節「人の子は安息日の主なのである」等。