太白星の十二個の玉
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太白星の十二個の玉(たいはくせいのじゅうにこのたま)とは、霊界物語第2巻に登場する玉で、太白星の精霊・生代姫命が与えた十二個の玉のこと。
名称
霊界物語に「太白星の十二個の玉」という名称は出て来ない。便宜的な呼び方である。単に「十二個の玉」や「十二の玉」と呼ばれたり、「シオン山に鎮祭せる十二個の玉」[1]、「シオン山に鎮祭せる十二の玉」[2]と呼ばれ、固有名詞は存在しない。「太白星」を冠した呼び方は第2巻第39章の章題「太白星の玉」だけである。
概要
主なエピソード
第2巻第39章「太白星の玉」#に、太白星から12個の玉が与えられた経緯が記されている。
黄金水の十二個の玉のうち赤い玉を保管していた鶴若は、竹熊一派に玉を奪われ、嘆きのあまり精霊が凝って丹頂の鶴と変じた。(このエピソードは第1巻第43章「丹頂の鶴」#に描かれている)
丹頂の鶴は昼夜区別なく空高く東西南北に飛び回り啼き叫んだ。その声が天の太白星に伝わった。太白星の精霊・生代姫命は鶴若を気の毒に思い、「黄金水の宝に優れる貴重なる国玉」を与えることにした。
天から12の白鳥が現れ、光となり、12色の玉と化し、それを鶴若は追い駆けて口から呑み込んだ。
鶴若は芙蓉山の中腹に帰り、女神(鶴野姫)となり、12個の玉を産んだ。この玉はアルタイ山の守護神・大森別によって、竜宮城へ運ばれた。
大八洲彦命はシオン山に宮殿(→十二社、十六社)を造営し、これを安置した。美山彦・高虎姫の魔軍が12個の玉を奪い竜宮城・地の高天原を占領しようと、シオン山を攻撃する(→シオン山の戦闘)。
第3巻で国祖は、12個の玉を世界12ヶ所に国魂(国玉)として鎮祭した。→この続きは「十二の山」を見よ