観音峠(かんのんとうげ)は、山陰道(国道9号)の北桑田郡園部町(現・南丹市園部町)と船井郡丹波町(現・京丹波町)の境に位置する峠。標高270m。
観音峠は、由良川と大堰川の分水嶺になっている。
鬼ケ城山から歩いて来た常彦は、観音峠の頂上の岩石にもたれていると、二人の男が東から登って来た。黒姫の元から逃げて来た板公と滝公である。空腹の二人に握り飯を与える。常彦は、三五教の青彦・お節・紫姫が、魔窟ケ原のウラナイ教の黒姫の元に行ったと聞いて不審を感じ、事の真偽を確かめるため、魔窟ケ原へ向かうことにする。板公・滝公も一緒に行く。〔第18巻第11章「相見互」#〕