如意宝珠の玉
如意宝珠の玉(にょいほっしゅのたま)(「玉」は「珠」とも表記する[1])は、
- 固有名詞としての「如意宝珠の玉」 →「#固有名詞としての玉」
- 普通名詞としての「如意宝珠の玉」 →「#普通名詞としての玉」
単に「如意宝珠」と呼ばれることもある。
固有名詞としての玉
2つあり、どちらも霊界物語に登場する玉である。
冠島の玉
素尊が冠島に隠していた玉で、高姫が盗み出し、口から呑み込んでしまった「如意宝珠の玉」のこと。第16巻以降に登場する。
→詳細は「三つの玉」
サーガラ竜王の玉
サーガラ竜王から生まれた玉で、玉国別の手によって、黄金山に奉納された。
- 第60巻第10章「玉国」#で、サーガラ竜王が背に乗せていた7~8歳くらいの乙女は、サーガラ竜王の身魂から生まれた、如意宝珠の化身だった[5]。乙女はタクシャカ竜王・サーガラ竜王夫婦によって水火を吹きかけられると「如意宝珠の玉」に変じた。この玉はサーガラ竜王から玉国別に捧げられた。
- タクシャカ竜王の「夜光の玉」、サーガラ竜王の「如意宝珠の玉」、ウバナンダ竜王の「夜光の玉」の計三個の玉は、エルサレムの黄金山に奉納された。
→詳細は「竜王の三個の玉」
普通名詞としての玉
「如意」とは〈思うようになること。おもいのまま〉〔広辞苑〕という意味を持つ。王仁三郎も〈総ての事が思ふままになる如意宝珠の玉〉と表現している[6]。
色々な玉が「如意宝珠の玉」と呼ばれている。
- 「如意宝珠の玉」(固有名詞)が含まれる「三つの玉」の、他の一つである「黄金の玉」も、「如意宝珠」と呼ばれることがある。[7]
- 第3巻第7章「諷詩の徳」#で言代別が、丸い石に金メッキを施して偽造した「如意宝珠の珠」。
- 第56巻総説#の附言に、〈金剛不壊の如意宝珠〉が大本に献納されたと記されているが、それは〈第一巻に記載せるシオン山より出でたる金剛不壊の如意宝珠なる顕国魂〉だという。→詳細は「顕国の御玉#現実の玉」
- 小国別が大黒主から預かった「如意宝珠の玉」。初出:第56巻第13章「不動滝」#。家令の息子ワックスが盗んだが、第56巻第18章「寛恕」#で小国別に返還された。
- 水鏡「玉について」#に、先年、大阪で、「如意宝珠の珠」だと騒がれた玉があったというエピソードが紹介されている。王仁三郎は、それは決して如意宝珠ではなく、アワビ貝に塩が付着して出来たものだと教えている。
- 大正9年(1920年)5月6~11日、王仁三郎は奈良県の竜門岳を参拝したが、それは如意宝珠の神宝を受け取るためであったという。[10] [11]
- 大本神諭や霊界物語は「如意宝珠」であると王仁三郎は教えている。[12]
関連項目
脚注
- ↑ 霊界物語での使用回数は「如意宝珠の玉」69回、「如意宝珠の珠」5回
- ↑ 第21巻第18章「解決」#:高姫〈如意宝珠の夜光の玉〉
- ↑ 第22巻第5章「壇の浦」#:高姫〈一旦妾が神界の経綸上、腹に呑み込んだ顕国の御玉の一つ玉、金剛不壊の宝玉は〉
- ↑ 第22巻第1章「玉騒疑」#:〈顕国玉の精より現はれ出でたる如意宝珠を始め、黄金の玉、紫の玉は、神界における三種の神宝として、最も貴重なる物とせられて居る。此三つの玉を称して瑞の御霊と云ふ。〉
- ↑ 第60巻第10章「玉国」#:〈此御子は吾身魂より生れ出でし 如意の宝珠の化身なりけり〉
- ↑ 水鏡「高熊山に現はれた霊石」#
- ↑ 【例】第20巻第12章「如意宝珠」#:高姫〈青雲山から持つて来られた神政成就の元津御霊の黄金の玉、如意宝珠の宝物を〉、第20巻第12章「如意宝珠」#:言依別命〈三五教の神宝 黄金の玉の如意宝珠 バラモン教の曲神に そつと盗まれ言依の 別の命は驚いて〉、第22巻第5章「壇の浦」#:高姫〈青雲山より運び来りし黄金の如意宝珠〉
- ↑ 桑原真瑞 著『無茶苦茶 : 処世の鍵』大正12年(1923年)、NDLDL蔵書 PID:919457/1/104
- ↑ 真言宗の専門紙『六大新報』大正11年(1922年)5月28日号(通巻965号)、13~14頁、NDLDL蔵書 PID:7941893/1/7
- ↑ 『大本七十年史 上巻』「本部の動き#」
- ↑ 『神霊界』大正9年(1920年)2月11日号「随筆#」(『大本史料集成』収録)
- ↑ 『出口王仁三郎全集 第1巻』「第2章 伊都能売#」(四):〈大本経緯の神書は、皆是れ伊都能売神の御聖慮に出でて成りたるもので、末代不朽の神宝であり、如意宝珠である。世の救ひの綱であるのである。〉