竜の島
Jump to navigation
Jump to search
竜の島(たつのしま)は、霊界物語に登場する島。複数ある。
- 自転倒島のこと。第26巻第4章「真心の花(三)」#に1回だけ出る。「雲霧分けて自転倒の 神の鎮まる竜の島」
- 台湾島の日月潭に浮かぶ島。第28巻に出る。(本項で解説)
- 紫微天界のグロスの島の近くにあると思われる島。第78巻第5章「忍ケ丘」#だけに出る。グロスの島の国津神・野槌姫が歌で──十年前に竜の島から渡って来た。竜の島は岩石多く地が痩せていて醜の曲津の棲処だった。曲津を避けるためこの島に移って来たが、またもや曲津に侵された──と歌っている。[1]
- 紫微天界の玉耶湖にある島。第79巻に出る。 →「竜の島根」を見よ
本項では日月潭の竜の島について解説する。
概要
主なエピソード
日楯・月鉾の兄弟は、父・真道彦命が行方不明になったことを歎き、ホーロケースの一族を亡ぼして父の仇を討ち、三五教を再び樹立するために、竜の島に夜秘かに漕ぎ着け、祈願を凝らした。二人は島の山の頂上の岩窟から、湖中に飛び込み、もし生きていたら再び三五教は勢力を盛り返すだろう、と神慮を伺おうとした。その時、二人の宣伝使(言依別命、国依別)が現れ、琉の玉と球の玉の力(を二人の宣伝使は身に帯びている)を日楯・月鉾に与えて姿を消した。これより二人は勇気に充ち、再び玉藻山に向かって言霊戦を開始するため、言霊の練習に全力を尽くすこととなった。〔第28巻第3章「玉藻山」#〕
現実の竜の島
ラル島(拉魯島、珠仔山、玉島、光華島)のこと。先住民サオ族の聖地になっている。現在はとても小さな島だが、大正時代にダムが造られ水位が上昇(湖面が拡大)するまでは、直径が2~300mある大きな島だった。