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2018年10月23日 (火) 21:59時点における版
この項目では、ヒルの国アラシカ山の神王の森について説明しています。その他の用法については「神王の森 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
神王の森(しんのうのもり)は、霊界物語に登場する森。ヒルの国のアラシカ山にある。
概要
- 別名:楠の森(くすのもり)[1]
- 初出:第31巻第8章「人獣」#
- 第31巻第7章「妻の選挙」#から舞台となっている。
- 第31巻だけに出る。
- 常世神王を祀る古い祠が建っている、楠の大木が生えた森。[2] (ただしこの常世神王は、盤古大神大国彦が改名した常世神王ではなく、ウラル彦のことを常世神王と呼んでいる。→詳細は「神王の祠」を見よ)
- アラシカ山の麓ではなく、山腹にある。[3]
主なエピソード
- 日暮シ山の岩窟に向かう[4]国依別、紅井姫、エリナ姫の一行3人が神王の森で休憩しようとすると、秋山別とモリスが喧嘩をしていた。国依別は作り声で「神王の祠を守護する大天狗であるぞよ。この霊場で喧嘩をするとはけしからん」と叫ぶと、二人は喧嘩を止めた。そして国依別は「国依別たちが今登ってくるから、先に捕まえた者に紅井姫を、次点者にはエリナ姫を与えてやる」と嘘を告げると、二人はそれを信じて山を下りて行った。彼らが戻って来ないうちに国依別たち3人はその場を去り、頂上目指して登って行く。〔第31巻第7章「妻の選挙」#〕
- 3人はアラシカ山の山頂で夜を明かした後、西南指して下って行き、日暮シ河の丸木橋の袂で夜を明かすことにした。夜中に秋山別とモリスが3人を探してウロウロうろついている。国依別は化け物のふりをして驚かすと、2人は逃げて行った。〔第31巻第8章「人獣」#〕
- 2人は再びアラシカ山を登り、神王の森で紅井姫の行方を神に伺うことにした。秋山別が神主となり、モリスが審神者となって、翌日の真夜中頃に神占をすることにする。古ぼけた祠の床の上で二人は向かい合う。秋山別が滅茶苦茶なので役割を交代する。するとモリスに、神王の森を守護する「悪魔大王」という天狗が懸かるが偽の神懸かりだった。二人は神王の森を後にして日暮シ山の岩窟を指して進む。〔第31巻第9章「誤神託」#〕
脚注
- ↑ 第31巻第7章「妻の選挙」#に1回だけ出る。「常世神王の祀られた楠の森の祠だ」
- ↑ 第31巻第7章「妻の選挙」#:「此坂をズツと登りつめると、樟の大木の森があつて、そこには常世神王の古ぼけた祠が建つてゐます」
- ↑ 第31巻第7章「妻の選挙」#:一行は「アラシカ峠の山麓」に着くが、そこで国依別が「此坂をズツと登りつめると、樟の大木の森があつて、そこには常世神王の古ぼけた祠が建つてゐます。どうかそこ迄登つて休息をする事に致しませう」と語っているので、山麓よりは上の方にあることが分かる。
- ↑ 第31巻第6章「女弟子」#:「是より国依別は楓別命に暇を告げ、二人の女を伴ひ、神館を後に日暮シ山の岩窟に向ひ、エス、キジ、マチの三人の生命を救ふべく夜の明けぬ中より準備為し、日暮シ山指して男女三人進み行く」