21,339
回編集
差分
Jump to navigation
Jump to search
悦子姫の館
,'''悦子姫の館'''(よしこひめのやかた)は、[[霊界物語]]に登場する館。[[世継王山]]の山麓にある。[[玉照姫]]と[[玉照彦]]の二柱が迎えられる。
== 概要 ==
* 「悦子姫の館」という呼び方は{{rm|19|2|鶍の嘴}}に1回しか出て来ない。他に、悦子姫の庵、悦子姫様のお館、世継王山麓の館、世継王山麓の住家など色々な呼び方をされており、いずれも1回ずつしか出ない。
== 主なエピソード ==
* [[悦子姫]]は、神命により、[[世継王山]]の山麓にささやかな家を作り、[[国治立命]]、[[豊国姫命]]の二神を鎮祭した。[[加米彦]]、[[夏彦]]にここを守らせ、自分は[[音彦]]を伴って、[[神素盞嗚大神]]が隠れている[[竹生島]]に出向こうとするが、四人の男女([[紫姫]]、[[青彦]]、[[馬]]、[[鹿]])が訪ねてくる。悦子姫は紫姫に重大な使命を授けた。翌日、悦子姫一行、紫姫一行はそれぞれ出発する。〔{{rm|18|4|四尾山}}〕
* 悦子姫の館に、[[常彦]]、[[滝]]、[[板]]の三人が逃げ帰ってきて、[[紫姫]]・[[青彦]]が[[ウラナイ教]]に寝返ったことを告げる(実は寝返ったと見せかけていただけ)。翌日、[[悦子姫]]と[[音彦]]が、[[五十子姫]]を伴って帰ってきた。そこへ、紫姫・青彦が、[[玉照姫]]を抱いた[[お玉]]を連れて帰ってくる。〔{{rm|18|17|玉照姫}}〕
* 悦子姫の館に、玉照姫を奪い取るために[[黒姫]]・[[高山彦]]が現れた。門の内外で押し問答になるが、[[紫姫]]が[[天の数歌]]を歌うと、二人は逃げて行った。紫姫は感謝の祝詞を上げるが、何故か玉照姫は泣き出した。〔{{rm|19|3|千騎一騎}}〕
* 悦子姫の館に、[[竹生島]]から[[神素盞嗚大神]]の使いとして[[亀彦]]がやって来た。そして[[紫姫]]・[[若彦]]が権謀術数を用いて玉照姫を連れてきたことに神素盞嗚大神は御不興である、玉照姫はウラナイ教の[[黒姫]]に与えよ、二人は責任を負って[[宣伝使]]の職を辞めよ、との厳命を伝える。紫姫は非を認めるが、若彦は納得できず逆らう。すると亀彦の背後から女神が現れ、その光で若彦は倒れてしまった。亀彦は、「英雄涙を振つて馬稷を斬る」(泣いて馬謖を斬る<ref>中国の故事で、たとえ愛する者、優秀な者でも、規律を保つために厳重に処罰する、という意味。</ref>)が神素盞嗚大神と英子姫の御心である、この大望を遂行すれば再び神業に参加できるであろう、と伝えると、女神と共に姿を消した。若彦は自分の非を悟り、大神に感謝すると、玉照姫はにこにこ笑い出した。〔{{rm|19|4|善か悪か}}〕
* 悦子姫の館に、[[高姫]]・[[黒姫]]が玉照姫を連れ帰るために訪ねてきた。黒姫が、なぜ[[玉照姫]]をこちらへ渡そうとするのか、と尋ねると、若彦・紫姫は[[素盞嗚尊]]に命じられた経緯を話す。それを聞いた高姫は、素盞嗚尊の真心に打たれ、今まで敵対してきたことを涙を流して詫びる。そして玉照姫を連れて帰ることはしばらく考えさせてくれと申し出る。〔{{rm|19|8|大悟徹底}}〕
* [[松姫]]は、[[高熊山 (神代)|高熊山]]で[[言照姫]]から[[玉照彦]]を預かり、悦子姫の館へ送り届ける。ここに玉照彦・玉照姫の二柱が揃い、日に夜に神徳が現れた。〔{{rm|19|16|玉照彦}}〕 (この後、綾の聖地における経綸の中心は、{{rm|20|1|武志の宮}}で建造される「[[錦の宮]]」に移る)
== 脚注 ==
<references/>
== 外部リンク ==
* <kb>泣いて馬謖を斬る</kb>
* <wp>泣いて馬謖を斬る</wp>
{{デフォルトソート:よしこひめのやかた}}
[[Category:霊界物語の館]]
== 概要 ==
* 「悦子姫の館」という呼び方は{{rm|19|2|鶍の嘴}}に1回しか出て来ない。他に、悦子姫の庵、悦子姫様のお館、世継王山麓の館、世継王山麓の住家など色々な呼び方をされており、いずれも1回ずつしか出ない。
== 主なエピソード ==
* [[悦子姫]]は、神命により、[[世継王山]]の山麓にささやかな家を作り、[[国治立命]]、[[豊国姫命]]の二神を鎮祭した。[[加米彦]]、[[夏彦]]にここを守らせ、自分は[[音彦]]を伴って、[[神素盞嗚大神]]が隠れている[[竹生島]]に出向こうとするが、四人の男女([[紫姫]]、[[青彦]]、[[馬]]、[[鹿]])が訪ねてくる。悦子姫は紫姫に重大な使命を授けた。翌日、悦子姫一行、紫姫一行はそれぞれ出発する。〔{{rm|18|4|四尾山}}〕
* 悦子姫の館に、[[常彦]]、[[滝]]、[[板]]の三人が逃げ帰ってきて、[[紫姫]]・[[青彦]]が[[ウラナイ教]]に寝返ったことを告げる(実は寝返ったと見せかけていただけ)。翌日、[[悦子姫]]と[[音彦]]が、[[五十子姫]]を伴って帰ってきた。そこへ、紫姫・青彦が、[[玉照姫]]を抱いた[[お玉]]を連れて帰ってくる。〔{{rm|18|17|玉照姫}}〕
* 悦子姫の館に、玉照姫を奪い取るために[[黒姫]]・[[高山彦]]が現れた。門の内外で押し問答になるが、[[紫姫]]が[[天の数歌]]を歌うと、二人は逃げて行った。紫姫は感謝の祝詞を上げるが、何故か玉照姫は泣き出した。〔{{rm|19|3|千騎一騎}}〕
* 悦子姫の館に、[[竹生島]]から[[神素盞嗚大神]]の使いとして[[亀彦]]がやって来た。そして[[紫姫]]・[[若彦]]が権謀術数を用いて玉照姫を連れてきたことに神素盞嗚大神は御不興である、玉照姫はウラナイ教の[[黒姫]]に与えよ、二人は責任を負って[[宣伝使]]の職を辞めよ、との厳命を伝える。紫姫は非を認めるが、若彦は納得できず逆らう。すると亀彦の背後から女神が現れ、その光で若彦は倒れてしまった。亀彦は、「英雄涙を振つて馬稷を斬る」(泣いて馬謖を斬る<ref>中国の故事で、たとえ愛する者、優秀な者でも、規律を保つために厳重に処罰する、という意味。</ref>)が神素盞嗚大神と英子姫の御心である、この大望を遂行すれば再び神業に参加できるであろう、と伝えると、女神と共に姿を消した。若彦は自分の非を悟り、大神に感謝すると、玉照姫はにこにこ笑い出した。〔{{rm|19|4|善か悪か}}〕
* 悦子姫の館に、[[高姫]]・[[黒姫]]が玉照姫を連れ帰るために訪ねてきた。黒姫が、なぜ[[玉照姫]]をこちらへ渡そうとするのか、と尋ねると、若彦・紫姫は[[素盞嗚尊]]に命じられた経緯を話す。それを聞いた高姫は、素盞嗚尊の真心に打たれ、今まで敵対してきたことを涙を流して詫びる。そして玉照姫を連れて帰ることはしばらく考えさせてくれと申し出る。〔{{rm|19|8|大悟徹底}}〕
* [[松姫]]は、[[高熊山 (神代)|高熊山]]で[[言照姫]]から[[玉照彦]]を預かり、悦子姫の館へ送り届ける。ここに玉照彦・玉照姫の二柱が揃い、日に夜に神徳が現れた。〔{{rm|19|16|玉照彦}}〕 (この後、綾の聖地における経綸の中心は、{{rm|20|1|武志の宮}}で建造される「[[錦の宮]]」に移る)
== 脚注 ==
<references/>
== 外部リンク ==
* <kb>泣いて馬謖を斬る</kb>
* <wp>泣いて馬謖を斬る</wp>
{{デフォルトソート:よしこひめのやかた}}
[[Category:霊界物語の館]]