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'''竜宮海'''(りゅうぐうかい)は、[[霊界物語]]に登場する海。現在の[[地中海]]の東方に広がっており、[[聖地エルサレム]]の近辺まであった。
== 概要 ==
* 初出:{{rm|1|44|緑毛の亀}}
* 現代の地中海が、大洪水以前にはもう少し東に展開しており、[[シオン山]]で地中海が二分され、東側の海を竜宮海と呼んでいた{{rm|35|1|言の架橋}}。シオン山は大洪水の時に沈んでしまい、竜宮海と[[瀬戸の海]](地中海)が一つになった<ref>{{rm|7|49|乗り直せ}}:(乙のセリフ)「今こそかうして船に乗つて瀬戸の海から竜宮城まで楽に行けるが、昔は竜宮と瀬戸の海との真中に、それはそれは高い山があつて、その山はシオン山というてな、何でもえらい玉が出たといふことだ。それが大洪水のあつた時に、地震が揺つてその山が地の底に沈ンで了ひ、竜宮と瀬戸の海とが一つになつて了うたといふことだよ」</ref>。 聖地エルサレムは現代のエルズルムの位置なので、竜宮海は現代のトルコやシリアの辺りに広がっていたのではないのかと思われる。
== 主なエピソード ==
* [[亀姫]]([[竹熊]]の奸計で死んでしまった[[亀若]]の未亡人)は、緑色の玉([[黄金水の十二個の玉]]の一つ)を竹熊一派に奪われてしまい、悔しさのあまり精魂が凝って緑色の亀に変じ、'''竜宮海'''に飛び入った。〔{{rm|1|44|緑毛の亀}}〕
* [[大道別]]は[[常世会議]]の件で[[国祖]]に叱責され、'''竜宮海'''で投身自殺する。その[[和魂]]・[[幸魂]]は[[琴平別神]]となり海上を守ることになり、[[荒魂]]・[[奇魂]]は[[日の出神]]となり陸上を守護することになった。〔{{rm|4|32|免れぬ道}}〕
* [[八頭八尾の大蛇]]の霊は、密かに'''竜宮海'''の竜王となって海底に潜み、時の至るのを待った。ある時、[[常世彦]]は'''竜宮海'''に舟を浮かべて酒宴を催すと、たちまち暴風が吹き起こり、海水が左右に分かれ、海底から八頭八尾の大蛇が現れ、たちまち[[高月彦]](常世彦の息子)の姿に変わり、偽の高月彦となる。〔{{rm|4|38|隙行く駒}}〕
== 脚注 ==
<references/>
[[Category:霊界物語の海|りゆうくうかいちちゆうかい]]
'''竜宮海'''(りゅうぐうかい)は、[[霊界物語]]に登場する海。現在の[[地中海]]の東方に広がっており、[[聖地エルサレム]]の近辺まであった。
== 概要 ==
* 初出:{{rm|1|44|緑毛の亀}}
* 現代の地中海が、大洪水以前にはもう少し東に展開しており、[[シオン山]]で地中海が二分され、東側の海を竜宮海と呼んでいた{{rm|35|1|言の架橋}}。シオン山は大洪水の時に沈んでしまい、竜宮海と[[瀬戸の海]](地中海)が一つになった<ref>{{rm|7|49|乗り直せ}}:(乙のセリフ)「今こそかうして船に乗つて瀬戸の海から竜宮城まで楽に行けるが、昔は竜宮と瀬戸の海との真中に、それはそれは高い山があつて、その山はシオン山というてな、何でもえらい玉が出たといふことだ。それが大洪水のあつた時に、地震が揺つてその山が地の底に沈ンで了ひ、竜宮と瀬戸の海とが一つになつて了うたといふことだよ」</ref>。 聖地エルサレムは現代のエルズルムの位置なので、竜宮海は現代のトルコやシリアの辺りに広がっていたのではないのかと思われる。
== 主なエピソード ==
* [[亀姫]]([[竹熊]]の奸計で死んでしまった[[亀若]]の未亡人)は、緑色の玉([[黄金水の十二個の玉]]の一つ)を竹熊一派に奪われてしまい、悔しさのあまり精魂が凝って緑色の亀に変じ、'''竜宮海'''に飛び入った。〔{{rm|1|44|緑毛の亀}}〕
* [[大道別]]は[[常世会議]]の件で[[国祖]]に叱責され、'''竜宮海'''で投身自殺する。その[[和魂]]・[[幸魂]]は[[琴平別神]]となり海上を守ることになり、[[荒魂]]・[[奇魂]]は[[日の出神]]となり陸上を守護することになった。〔{{rm|4|32|免れぬ道}}〕
* [[八頭八尾の大蛇]]の霊は、密かに'''竜宮海'''の竜王となって海底に潜み、時の至るのを待った。ある時、[[常世彦]]は'''竜宮海'''に舟を浮かべて酒宴を催すと、たちまち暴風が吹き起こり、海水が左右に分かれ、海底から八頭八尾の大蛇が現れ、たちまち[[高月彦]](常世彦の息子)の姿に変わり、偽の高月彦となる。〔{{rm|4|38|隙行く駒}}〕
== 脚注 ==
<references/>
[[Category:霊界物語の海|りゆうくうかいちちゆうかい]]