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霊界物語第4巻の諸本相違点

4,747 バイト追加, 2024年6月18日 (火)
編集の要約なし
|R|| ||愛世版と同じ(「耳裡」は「俚耳」の誤りだと思われるが「耳裡」にしておく)
|}
 
== 地月・地汐・汐球 ==
 
[[霊界物語]][[第4巻]]と[[第6巻]]に「地月」「地汐」「汐球」という言葉が登場する。版によってフリガナがまちまちである。
 
* 地月:ちげつ
* 地汐:ちげつ、ちせき、ちげき
* 汐球:しほきう、せききう、げききう
 
昭和7年に王仁三郎が、地月を地汐と改め「ちげき」と読むのだと教示したことが『[[新月の光]]』に記録されている。<ref>『[[新月の光]]』0164「地汐」:〈「神示の宇宙」にある地汐(昭和七年節分後、聖師様が元は「地月」とありしを改めて)は「ちげき」と読むのである。(昭和七年)〉</ref>
 
【第4巻】
 
戦前の版を見ると、本字とカナがまちまちえある。当時は霊界物語を王仁三郎の校訂を得ずに次々と出版して行ったため、誤字・誤植によって生じた混乱ではないかと考えられる。
 
戦後の版は、[[校定版]]では全て「地汐(ちげき)」に統一されている。これは前述の王仁三郎の教示に従い「汐」を「げき」と読むことにしたのだと思われる。また「汐球」についても戦前は主に「せききう」(新仮名遣いだと「せっきゅう」)とカナが振られていたが、校定版では「げききう」に修正されている。
 
[[愛善世界社版]]は[[御校正本]](三版を校訂したもの)に準拠しているため、本字とカナがまちまちである。
 
【第6巻】
 
初版では「地汐(ちげつ)」「汐球(げつきう)」だが、三版以降は「地汐(ちげき)」「汐球(げききう)」に修正されている。(二版は手元にないため未確認)
 
=== 第4巻 ===
 
* 大正11年(1922年)3月30日 初版
* 昭和4年(1929年)2月15日 二版
* 昭和7年(1932年)5月30日 三版
 
{| class="rm_syohon_souiten"
|初||p344(第44章)||大地の底深く'''地月(ちげつ)'''の世界に神退はれたまひ、'''地月(ちげつ)'''の精霊に感じて
|-
|二||p314||2ヶ所とも「地月(ちげつ)」
|-
|三・御||p314||2ヶ所とも「地月(ちげつ)」
|-
|校||p277||2ヶ所とも「地汐(ちげき)」
|-
|愛||p269||2ヶ所とも「地月(ちげつ)」
|-
|R|| ||愛世版と同じ
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|初||p360(第46章)||地球及び地汐('''ちげつ''')、地星が、
|-
|二||p328||「ちげき」
|-
|三・御||p328||「ちせき」
|-
|校||p290||「ちげき」
|-
|愛||p281||「ちせき」
|-
|R|| ||愛世版と同じ(「地汐」)
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|初||p364(第46章)||地汐('''ちげつ''')をして或は水を(略)地汐('''ちげつ''')は吸気作用を司る(略)地汐('''ちげつ''')は鳴門を入口として(略)火球及び地汐('''ちげつ''')よりは
|-
|二||p331-2||4ヶ所とも「ちせき」
|-
|三・御||p331-2||4ヶ所とも「ちせき」
|-
|校||p292-3||4ヶ所とも「ちげき」
|-
|愛||p288||4ヶ所とも「ちせき」
|-
|R|| ||愛世版と同じ
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|初||p363||同数同形の汐球('''しほ'''きう)が配列されありて(略)大地の諸汐球('''しほ'''きう)も
|-
|二||p330||2ヶ所とも「せききう」
|-
|三・御||p330||2ヶ所とも「せききう」
|-
|校||p292||2ヶ所とも「げききう」
|-
|愛||p288||2ヶ所とも「せききう」
|-
|R|| ||愛世版と同じ
|}
 
=== 第6巻 ===
 
* 大正11年(1922年)1月10日 初版
* 昭和7年(1932年)7月15日 三版
 
{| class="rm_syohon_souiten"
|初||p146(第20章)||その西南隅なる地汐('''ちげつ''')の世界に
|-
|三・御||p131||「ちげき」
|-
|校||p117||「ちげき」
|-
|愛||p115||「ちげき」
|-
|R|| ||愛世版と同じ
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|初||p182(第25章)||洽く地中の地汐('''ちげつ''')、地星の世界を遍歴し
|-
|三・御||p164||「ちげき」
|-
|校||p146||「ちげき」
|-
|愛||p144||「ちげき」
|-
|R|| ||愛世版と同じ
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|初||p222(第29章)||即ち地中地汐('''ちげつ''')の世界に
|-
|三・御||p202||「ちげき」
|-
|校||p174||「ちげき」
|-
|愛||p176||「ちげき」
|-
|R|| ||愛世版と同じ
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|初||p174(第23章)||又豊国姫命は地中の火球、汐球('''げつきう''')を守り
|-
|三・御||p157||「げききう」
|-
|校||p138||「げききう」
|-
|愛||p136||「げききう」
|-
|R|| ||愛世版と同じ
|}
 
== 脚注 ==
<references/>
{{デフォルトソート:*}}
[[Category:霊界物語の諸本相違点]]

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