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万寿山
,→現実の万寿山
万寿山は、昆明湖を拡げるために掘り起こした土を、もともとあった小山(前述の甕山)の両側に積み上げて盛り上げられた<ref>[https://www.arachina.com/beijing/attraction/summerpalace.htm 頤和園] - AirChina:「高さ58.59mの万寿山は、頤和園の代表的な風景である。燕山の余脈に属した小山で、その昔、昆明湖拡大のために掘り起こした土が、山の東西両側に積み上げられた。それが対称的でなだらかな山坂をもつ、いまの姿になったのだ。」(2019/5/4閲覧)</ref>一種の築山である。
万寿山は頤和園の景観の中心を占めており、頤和園の代名詞ともなっている。第二次大戦前は北京観光と言えば必ず見物に行くような景勝地であった。評論家の室伏高信(むろぶせ こうしん)は戦前、中国を旅行した際の道中記で、万寿山は「北平(注・ペイピン。北京の旧称)郊外では恐らく一番の名所で、北平見物の赤毛布連(注・あかげっとれん。田舎者の意)が誰でも一度は行つて見るところだ」と書いている<ref>室伏高信『支那游記』昭和10年(1935年)、日本評論社、46頁。{{Pid|1877815/31|『支那游記』p43「万寿山に遊ぶ」}}</ref>。
== 万寿山と亀岡・万寿苑 ==