太田神
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太田神(おおたのかみ)は、霊界物語に登場する人物。木花姫命の招きにより天教山に集まった神人の一人で、宣伝使(言触神)として活動する。旧名は「大島別(おおしまわけ)」(ただし南高山の守神の大島別なのかどうかは疑問がある。下記参照)。
概要
- 初出:第5巻第18章「宣伝使」#
- 第5巻だけに出る。
- 計4つの章に名前が出るが、「このとき天道別命(略)太田神その他の諸神は、昼夜間断なく予言警告を天下に宣布しつつあつた」[1]等と大ざっぱに記されているだけで、具体的なエピソードは記されていない。
大島別
第5巻第18章「宣伝使」#の冒頭に列記されている次の神人はみな、それまでに活躍した人物である。
「大八洲彦命(一名月照彦神)、大足彦(一名足真彦)、言霊別命(一名少彦名神)、神国別命(一名弘子彦神)、国直姫命(一名国照姫神)、大道別(一名日の出神)、磐樟彦(一名磐戸別神)、斎代彦(一名祝部神)、大島別(一名太田神)、鬼武彦(一名大江神)、高倉、旭の二神合体して月日明神」
大島別は南高山の守神だが、第5巻第42章「神玉両純」#によると、大島別は南高山にずっと住んでいるようであり、宣伝使としては活動していない。また第5巻第27章「唖の対面」#には太田神の妻神だと思われる「太田姫」の名があるが、大島別の妻は「大島姫」である。
したがって、太田神は南高山の守神・大島別ではなく、別人の可能性もある。
第5巻第42章「神玉両純」#で宣伝使の神澄彦が「蚤より弱い大島別」と批判しているが、該当するエピソードはどこにも記されていない。たとえば──大島別は気弱なので宣伝使として務まらず南高山に帰った(というエピソードが抜けている?)──と解釈することも出来る。