秋月の滝

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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秋月の滝(あきづきのたき)は、霊界物語に登場する滝。白瀬川 (ナイル河)の6つの滝の一番目の滝。

主なエピソード

三光の宣伝使(高光彦、玉光彦、国光彦)は白瀬川の滝の魔神を言向け和すため、万寿山を発ち、イホの都蚊取別と出会った。蚊取別も白瀬川の滝の魔神を退治するつもりで来ていた。改心した初公も同行することになる。〔第12巻第4章初蚊斧#

一行5人は白瀬川の一の瀑布(秋月の滝)に間近い山に着いて木陰で寝ていると、突然頭上から赤い光が森林を照らす。すると日の出神が現れ──ここは高山ではなく大蛇の背であり、空に舞い上がって雲の中に入っている、鎮魂があまりによく利くと思って慢心してしまったためこういう目に遭うのだ、昨日訪問した夏山彦(イホの酋長)の家は大蛇の尾であった──と教える。5人は大蛇の背を走りながら地上目がけて降り、尾の端から手をつないで命からがら地上に飛び降りた。〔第12巻第7章覚醒#

──と思ったら、それは夢だった。夏山彦が迎えに現れ、今度は正真正銘の夏山彦の館に入る。そこには蚊取別の妻・祝姫がいた。祝姫も白瀬川の魔神を言向け和そうとしたが、秋月の滝に着くと魔神のために悩まされ、生命が危ういところを夏山彦に救われたのだった。蚊取別は祝姫に離縁し夏山彦と結婚するよう言い渡す。実は蚊取別は偽者で、ある尊い神の命を受けて宣伝使の養成に全力を注いでいる大化物だった。祝姫が間違った相手と結婚しないよう、仮の夫婦になっていたのであった。〔第12巻第8章#第12章#第15章#

三光の宣伝使、蚊取別、初公(行平別)、祝姫の一行6人は白瀬川の魔神を言向け和すため、シナイ山の山麓を目指して進む。秋月の滝に着くと、滝の中から火の玉が現れ、滝を昇って消えてしまう。すると辺りは真っ暗闇になってしまった。初公は必死に宣伝歌を歌うと、辺りは明るく晴れた(これにて秋月の滝の魔神は言向け和されたことになる)。しかし初公以外には誰もいなくなっていた。初公は彼らを探すため谷道を降ると、大蛇が蚊取別たちを口にくわえて呑み込もうとしていた。初公は怒って宣伝歌を歌おうとすると、口が痺れ体が硬直して動けなくなってしまう。そして大蛇に呑み込まれてしまった。初公は大蛇の腹の中を進んで行くと、蚊取別たちがいた。初公は気が付くと秋月の滝の2~3町(2~300m)下手で寝ていた。またしても大蛇に化かされていたのだ。〔第12巻第12章#第14章#

一行は次に深雪の滝に進もうとするが、蚊取別は、深雪の滝は行平別(初公)一人に任すことにする。そして祝姫を夏山彦の元に帰すことにした。蚊取別は祝姫を連れて白煙となって消え失せた。〔第12巻第15章宣直し#

脚注

  1. 第12巻第10章深夜の琴#:「シナイ山より落ちかかる 秋月滝に身を打たれ」、第12巻第14章大蛇ケ原#:「シナイ山の麓の秋月の滝」