白山峠

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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白山峠(しらやまとうげ)は、霊界物語に登場する峠。筑紫島熊襲の国にある[1]。(第10巻に出る目の国の「シラ山峠」は別の峠)

主なエピソード

第35巻第10~13章で舞台となる。

  • スッポンの湖の大蛇を言向け和しに向かう一行4人(虎公お愛三公孫公)は、白山峠の山麓で野宿をした。孫公は寝られず起きていると一人の女が現れる。その女は孫公がお愛の寝顔を見て生じた恋の執着心が生んだ化け物だった。そこへ恋の執着心を戒める玉治別の宣伝歌が聞こえて来た。すると女は煙のように消えてしまう。孫公が気が付くとそれは夢だった。孫公は今の夢は神様が気づかせて下さったものだと悟り天津祝詞を奏上する。〔第35巻第10章夢の誡#
  • 祝詞の声でお愛は目を醒ます。孫公はお愛に自分を誘惑しないようにと懇願するが、お愛は孫公に嫌いだとはっきり言ったことで、孫公は執着心を払い捨てることが出来た。孫公は大神に感謝の詞を捧げる。翌朝、一同は谷川で身を清めて、白山峠を登り出した。〔第35巻第11章野宿#
  • 4人は白山峠の山頂に到着。そこからスッポンの湖の一部が小さく見える。孫公は一行の中に宣伝使がいないことを不安に感じ、選挙で決めることにし、孫公が臨時宣伝使となることに決まった。するとどこからか玉治別の宣伝歌が聞こえて来て、神の尊い宣伝使を選挙で決めたことを厳しく戒める。一行4人は急坂を東北指して下り行く。第35巻第12章自称神司#
  • 白山峠を下りながら孫公は、玉治別に叱責されたのは、大蛇の仕業なのか、神の戒めなのか判りかねると胸中を明かす。お愛は宣伝使の雅号に執着している孫公を諫める。その日の真昼頃、3里の山坂を下り終え、麓に着いた。〔第35巻第13章山颪#

第35巻第17章霧の海#久公が「蟒の久公と云つたら俺のことだぞ。昔は白山峠に岩屋戸を構へ、七十五人の乾児を引きつれ、往来の人間を真裸にし、経験をつんだ悪逆無道の蟒の久公の成れの果てだ……と云ふのは俺ではない」とホラを吹いているが、それはホラ話なので、白山峠云々というエピソードは霊界物語に出て来ない。

脚注

  1. 第35巻第13章山颪#:「熊襲の国に名も高き 白山峠の峰」
  2. 第35巻第10章夢の誡#
  3. 第35巻第12章自称神司#
  4. 第35巻第17章霧の海#