ウブスナ山
(産土山から転送)
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ウブスナ山(うぶすなやま)は、霊界物語に登場する山。フサの国にある。山頂に神素盞嗚大神の本拠地「イソ館(いそやかた)」がある。
概要
- 表記ゆれ:産土山(うぶすなやま)、ウブスナ山脈、ウブスナ峠[1]
- 初出:第15巻第19章「第一天国」#
- 神素盞嗚大神は、千座の置戸を負って高天原を追放された後、ウブスナ山の山頂(「斎苑の高原」[2]、「イソ山峠」[3]、「斎苑の山」[4])に宮殿を造り、ここを本拠と定めた。これをイソ館(斎苑館)と呼ぶ。[5][6]
- フサの国のタールの都からウブスナ山に向かう途中に河鹿山がある。[5]
- ウブスナ山、斎苑の山、斎苑の高原、イソ山峠はほぼ同義語として使われている。
現実のウブスナ山
ウブスナ山は、イランのダマバンド山(ダマーヴァンド山)に相応すると思われる[7]。イランの最高峰で、標高5,671m(資料によって異なる)。首都テヘランの北東約66kmに位置し、活火山。
ウブスナ山とダマバンド山の相応に気がついたのは、澤田沙葉が最初のようである。[8]
テヘランのレザ・アッバシ博物館には、イマーム・アリー(7世紀のシーア派の指導者)が複数の頭を持つ竜を太刀で斬っている絵画が展示されており、スサノオの八岐大蛇退治神話との類似を、澤田は指摘している。[9]
外部リンク
- ダマーヴァンド山 - Wikipedia
- その国ならではの英雄や動物に出会える世界の紙幣(お札)を一挙紹介 - Gigazine:イランの1万リアル紙幣の裏にはダマバンド山が描かれている。
- Reza Abbasi Museum - ウィキペディア英語版
- レザー・アバシ博物館 - joyphoto.com
- アリーの竜退治の絵- Wikimedia Commons
- アリーの竜退治の絵 - alamy
- フサイン・イブン・アリー (イマーム) - ウィキペディア
- 日本・イラン友好使節団報告 - 霊界物語勉強会
脚注
- ↑ 「ウブスナ峠」と表現されているのは次の1回だけ。第33巻第5章「神寿言」#:「かかる折しも素盞嗚の 神尊ははるばると ウブスナ峠の斎苑館 立出でここに来りまし」:ただし御校正本・普及版・愛世版では「ウブスナ峠」だが、校定版・八幡版では「ウブスナ山」に修正されている。
- ↑ 霊界物語第15巻第19章「第一天国」#:「ウブスナ山脈の頂上斎苑の高原に宮殿を造り」
- ↑ 霊界物語第16巻第5章「秋山館」#:「ウブスナ山に立籠り イソ山峠の絶頂に 仮の館を構へつつ」
- ↑ 霊界物語第20巻第4章「六六六」#:「コーカス山やウブスナの 御山続きの斎苑の山」
- ↑ 5.0 5.1 霊界物語第15巻第19章「第一天国」#
- ↑ 霊界物語第20巻第3章「山河不尽」#
- ↑ 出口信一『スサノオの原風景』p30-31「スサノオは(略)ウブスナ山を目指して旅を続けます。 私たちもそのウブスナ山に相応する霊峰が存在するに違いないと確信して探しました。ようやくテヘランの東北約五十キロの処にダマバンド山という高山があることを知りました。この霊峰の麓に辿り着いたのが、三度目にイランを訪問した時でした。標高五六七一メートル。五六七と書いてみろくと読ませるのですが、五六七一とは〝みろくの始まり〟と読めるではありませんか」
- ↑ 澤田沙葉『日本発!イスラームが世界を救う』p203,p225-228,p232-235
- ↑ 『日本発!イスラームが世界を救う』p232