木山の里

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

木山の里(きやまのさと)は、霊界物語に登場する村。紀の国日高山の山奥にある。

概要

住民

主なエピソード

第23巻第5~6章で舞台となる。

  • 日高川を溯ってきた秋彦駒彦の二人は滝行を終えた後、竜神の宮の周辺に実っていた柿を食べてしまった。この柿は竜神の寵愛の柿とされていた。すると社殿が鳴動を始めたので、二人は逃げてしまう。常楠お久夫婦と出会い、二人はその生き別れた子供であったことが判明する。〔第5章親子奇遇#
  • 酋長の木山彦は、二人が柿を盗み食べたことを竜神のお告げで知り、常楠の家に二人を捕まえに来る。この柿を食べる者がある時は、竜神の祟りで、日高山一帯の地方に大洪水などの天災が起きるため、二人を人身御供としてお詫びをするのだという。二人は、どうぞ人身御供にして下さい、そんな悪業をなす竜神を改心させますと言う。二人は唐櫃に入れられ竜神の宮に供えられた。しかし実は白狐の高倉が身代わりとなり、二人は常楠・お久を連れて、家に火をかけ、熊野を目指して逃げて行った。
  • 竜神の宮で、秋彦、駒彦に化けた白狐は、白髪異様の悪神を二つに切り裂いて退治した。今後は柿の実を取って食ってよいと村人に告げ、姿を隠す。それを聞いた木山彦・木山姫夫婦は、後を追って熊野へ向かう。〔ここまで、第23巻第6章神異#

第23巻第8章縺れ髪#(舞台は熊野)で次の8人の親子関係(生き別れた親子)が明らかにされる。

脚注

  1. 使用回数は、木山の里3回、日高の庄2回
  2. 第23巻第5章親子奇遇#:(婆(お久)のセリフ)「此村は七八軒の所だが、近所へ行くと云つても一里位行かなならぬのだから不便なものだ」