兀山(こつざん)は、霊界物語に登場する山。ただし特定の山を指す固有名詞ではなく、「樹木が茂っていない禿げた山」という意味の普通名詞だと思われる。第39巻第1章「大黒主」#にしか出て来ない。
バラモン教の大教主・大黒主は、月の国ハルナの都に大殿堂(ハルナ城)を建て、都の近くにある兀山の中腹には大岩窟を造り住み家とした。この兀山は「大雲山(たいうんざん)」と名づけられた。