ミロク人種

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

ミロク人種(みろくじんしゅ)とは、霊界物語に出る言葉。五六七の世にて神の生宮として活動している人たちを指す。第15巻松彦(天使)のセリフ中で1度だけ語られている。

 向ふの方より、身の丈二尺(約61cm)ばかりの男女五人連、手を繋ぎ乍ら、ヒヨロヒヨロと此方に向つて進み来るあり。

玉彦『ヤア小さいお方が御出でたぞ。此処は小人島の様だな。天国にはコンナ小さい人間が住まつて居るのですか。ナア松彦サン』

松彦『何、神界許りか、現界も此通りですよ。一番図抜けて大男と云はれるのが三尺(約91cm)内外一尺八寸(約55cm)もあれば一人前の人間だ。顕幽一致、現界に住まつてゐる人間の霊体が此高天原に遊びに来てゐるのだ。ああやつて手を繋いで歩かないと、鶴が出て来て、高い処へ持つて上るから、其難を防ぐ為、ああやつて手を繋いで歩いて居るのだ』

(略)

松彦『六尺(約182cm)以上の人間の住まつて居つたのは、今より殆ど三十五万年の昔の事だ。(略)世は漸次開けるに伴れて、地上の人間は労苦を厭ひ、歩くのにも電車だとか、自動車、汽車、風車、羽車等に乗つて天地間を往来し、少しも手足を使はないものだから、身体は追ひ追ひと虚弱になつて最早五十世紀の今日では、コンナ弱々しい人間になつて了つたのだ。併し乍ら、十九世紀の終りから二十世紀にかけて芽を吹き出した、三五教の教を信じ不言実行に勉め、労苦を楽しみとしてゐる人間の系統に限つて、夫れと反対に六尺以上の体躯を保ち、現幽神界に於て、神の生宮として活動してゐるミロク人種もありますよ』