アケハルの岩
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アケハルの岩(あけはるのいわ)は、霊界物語に登場する岩。ハルの湖に浮かぶ「浮島の峰(うきしまのみね)」の頂上にある大岩石。
概要
- 第67巻第6章「浮島の怪猫」#だけに出る。
- ハルの湖第一の高山「浮島の峰」は、岩のみで築かれた高山で、色々の神秘を蔵している霊山である。別名「夜光の岩山」と言い、「大高の岩山(おおたかのいわやま)」「大高島(おおたかじま)」「大高山(おおたかやま)」「悪魔島(あくまとう)」[1]とも呼ばれている。
- 山の頂上で特に目立って仁王のように直立している大きな夫婦岩を「アケハルの岩」と呼び、国の守り神として国民が尊敬していた。しかし今日では少しも光が無く、岩に縦に大きなヒビが入って、いつ破壊するか分からないようになり、今は「大黒岩」と呼んでいる。
- 昔は燈台として尊重されたが、年と共に光が薄らぎ、今ではほとんど光らない。根が無い浮島で、昔はハルの湖の中心に聳えていたが烈しい西風によって東へ移った。
エピソード
ハルの湖を波切丸が西南を指して進んで行くと、浮島の峰が現れた。
乗客の甲と乙が見ていると、頂上の夫婦岩が怪しく動き出し、下の方へ向かって歩き出した。岩かと思ったら、まるで虎が這っているように見える。「いかにも大虎ですわい」と乙。虎のように見えた岩は磯端に下って来た。よく見ると牛のような虎猫である。虎猫は波切丸をにらみながら、夫婦連れで、西方を指して、湖面を浮き沈みしながら逃げて行った。
すると浮島は鳴動を始め、前後左右に揺れ、段々と山は小さく低くなり、半時ばかりの間に水面に姿を没してしまった。
アケハルと明治
「アケハル」を「明治」と解せば、アケハルの岩が沈むというのは明治以来の体制が崩壊すると解することが出来るため、第二次大本事件の際に不敬の証拠として指摘されている。[2]