「常世の国」の版間の差分

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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'''常世の国'''(とこよのくに)とは、
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'''常世の国'''(とこよのくに)は、[[霊界物語]]に登場する国。
  
# 霊界物語に登場する国。アメリカに相応する。
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# 太古の米国のこと。
# 海外の絶域、人が到るのが難しい地のこと。日本から言えばアメリカが常世の国であり、アメリカから言えば日本が常世の国になる。{{rm09|3|0002|凡例}}
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# 海外の絶域、人が到るのが難しい地のこと。日本から言えばアメリカが常世の国であり、アメリカから言えば日本が常世の国になる。<ref>{{rm09|3|0002|凡例}}:「「稽古要略」といふ書物に、『少彦名神、粟茎(方船のこと)に乗りて、常世の国に渡りき。按ずるに常世の国とは本神仙の幽境をいふ。因つて以て海外の絶域、人到り易からざる地を称す』とありますから、日本からいへば海外の絶域たる亜米利加は常世の国となりますが、亜米利加からいへば日本が常世の国となるわけです」</ref>
  
ここでは、1.の意味で扱う。
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本項では太古の米国としての常世の国について解説する。
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== 概要 ==
== 地理 ==
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* 表記ゆれ:常世国(とこよのくに) <ref>使用回数は、常世の国267回、常世国82回</ref>
 
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* 初出:{{rm09|2|0003|総説}}、{{rms|2|8|嫉視反目}}
* 常世の島(北米大陸)全域が常世の国なのではなく、「[[目の国]]」や「[[アラスカ国]]」もある。
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* [[常世の島]]にある。
* 太白星の玉を祭った山が「[[ロッキー山]]」「[[鬼城山]]」「[[タコマ山]]」の3ヶ所ある。
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* 常世の国には、[[太白星の玉]]を祭った山が「[[ロッキー山]]」「[[鬼城山]]」「[[タコマ山]]」の3ヶ所ある。
* ロッキー山の近辺に「[[スペリオル湖]]」が、西海岸に「[[紅の港]]」「[[紅の郷]]」がある。
 
  
 
== 統治 ==
 
== 統治 ==
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* 最初は[[八王大神]]・[[常世彦]]が常世の国を支配していた。後に[[大鷹別]](大国彦の重臣)が常世彦の命令で[[常世城]]を守ることになり、その後、[[大自在天]]・[[大国彦]]が常世城を占領して常世の国を支配することになる。<ref>{{rm|5|16|霊夢}}、{{rm|5|17|勢力二分}}</ref>
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* [[大国彦]]は[[ウラル教]]を国是として常世の国を治めていたが<ref>{{rm|10|4|鬼鼻団子}}</ref>、[[黄泉比良坂の戦い]]で改心して[[八十禍津日神]]となる<ref>{{rm|10|26|貴の御児}}</ref>。その後の常世の国の統治体制はどうなったか不明。
  
* 最初は八王大神・常世彦が常世の国を支配していた。後に大鷹別(大国彦の重臣)が常世彦の命令で常世城を守ることになり、その後、大自在天・大国彦が常世城を占領して常世の国を支配することになる。{{rm|5|16}}{{rm|5|17}}
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== 主要人物 ==
* 大国彦はウラル教を国是として常世の国を治めていたが{{rm|10|4}}、黄泉比良坂の戦いで改心して八十禍津日神となる{{rm|10|26}}。その後の常世の国の統治体制はどうなったかは不明。
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* [[常世彦]]:
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* [[常世姫]]:
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* [[ウラル彦]]:
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* [[ウラル姫]]:
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* [[大国彦]]:
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* [[大国姫]]:
  
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== 地理 ==
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* [[ロッキー山]]:常世の国を東西に分けて聳えている。
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* [[鬼城山]]:
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* [[タコマ山]]:
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* [[常世の都]]:
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* [[安泰山]]:ロッキー山の東方にある。
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* [[ロッキー城]]:
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* [[ロッキー山城]]:
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* [[偽高天原]]:
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* [[カシワ城]]:
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* [[常世城]]:
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* [[高野川]]:
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* [[スペリオル湖]]:
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* [[紅の港]]:
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* [[紅の郷]]:
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* [[紅の館]]:
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* [[樟樹山]]:紅の郷にある。
  
== 主な登場場面 ==
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== 主なエピソード ==
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; 第2巻第3章 : [[ロッキー山]]の[[美山彦]]の岩。
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; 第2巻第9~10章 : [[タコマ山]]の祭典。
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; 第2巻第2篇「常世の国」20~26章 : [[言霊別命]]が[[常世姫]]に暗殺されそうになり逃げる。
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; 第2巻第27~28章 : [[スペリオル湖]]で[[猿世彦]]がミイラになる。
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; 第3巻第3篇「ロッキー山」5~8章 : 太白星の紺色の玉を祭った[[ロッキー山]]での出来事。
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; 第3巻第4篇「鬼城山」9~12章 : 太白星の灰色の玉を祭った[[鬼城山]]での出来事。
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; 第3巻第24章「蛸間山の黒雲」 : 太白星の銅色の玉を祭った[[タコマ山]]での出来事。
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; 第3巻第39章「乗合舟」 : [[スペリオル湖]]で[[道彦]]の後を追う[[八島姫]]。
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; 第3巻第42章「常世会議」 : [[八王八頭]]連合の結成。
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; 第4巻第1章~25章 : [[常世会議]]。[[常世彦]]の陰謀が秘められた世界平和会議。
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; 第5巻第44章 : [[スペリオル湖]]で[[少彦名神]]が宣伝。
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; 第5巻第45章 : [[紅の港]]で[[磐戸別神]]が宣伝。
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; 第5巻第47章 : [[盤古神王]]([[大国彦]])と[[ウラル彦]]の大戦争。
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; 第5巻第50章 : [[紅の郷]]で[[足真彦]]が宣伝。
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; 第6巻第2~6章 : [[鬼城山]]の[[美山彦]]の館で4人の宣伝使が出会う。
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; 第6巻第7~10章 : 4人の宣伝使のその後。
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; 第10巻第1~8章、第12~20章、第22~23章:[[黄泉比良坂の戦い]]。
  
; 2巻3章:ロッキー山の美山彦の岩。
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これ以降は舞台として登場しない。名前だけの登場。
; 2巻9~10章:タコマ山の祭典。
 
; 2巻2篇「常世の国」20~26章:言霊別命が常世姫に暗殺されそうになり逃げる。
 
; 2巻27~28章:スペリオル湖で猿世彦がミイラになる。
 
; 3巻3篇「ロッキー山」5~8章:太白星の紺色の玉を祭ったロッキー山での出来事。
 
; 3巻4篇「鬼城山」9~12章:太白星の灰色の玉を祭った鬼城山での出来事。
 
; 3巻24章「蛸間山の黒雲」:太白星の銅色の玉を祭ったタコマ山での出来事。
 
; 3巻39章「乗合舟」:スペリオル湖で道彦の後を追う八島姫。
 
; 3巻42章「常世会議」:八王八頭連合の結成。
 
; 4巻1章~25章:常世彦の陰謀が秘められた常世会議。
 
; 5巻44章:スペリオル湖で少彦名神が宣伝。
 
; 5巻45章:紅の港で磐戸別神が宣伝。
 
; 5巻47章:盤古神王(大国彦)とウラル彦の大戦争。
 
; 5巻50章:紅の郷で足真彦が宣伝。
 
; 6巻2~6章:鬼城山の美山彦の館で4人の宣伝使が出会う。
 
; 6巻7~10章:4人の宣伝使のその後。
 
; 10巻 : 黄泉比良坂の戦い(常世の国と黄泉島が主な舞台となる)
 
  
これ以降は舞台として登場しない。
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== 脚注 ==
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<references/>
  
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== 外部リンク ==
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* <wp>アメリカ合衆国</wp>
  
[[Category:霊界物語の国|とこよのくに]]
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{{デフォルトソート:とこよのくに}}
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[[Category:霊界物語の国]]

2019年1月22日 (火) 19:23時点における版

常世の国(とこよのくに)は、霊界物語に登場する国。

  1. 太古の米国のこと。
  2. 海外の絶域、人が到るのが難しい地のこと。日本から言えばアメリカが常世の国であり、アメリカから言えば日本が常世の国になる。[1]

本項では太古の米国としての常世の国について解説する。


概要

統治

主要人物

地理

主なエピソード

第2巻第3章 
ロッキー山美山彦の岩。
第2巻第9~10章 
タコマ山の祭典。
第2巻第2篇「常世の国」20~26章 
言霊別命常世姫に暗殺されそうになり逃げる。
第2巻第27~28章 
スペリオル湖猿世彦がミイラになる。
第3巻第3篇「ロッキー山」5~8章 
太白星の紺色の玉を祭ったロッキー山での出来事。
第3巻第4篇「鬼城山」9~12章 
太白星の灰色の玉を祭った鬼城山での出来事。
第3巻第24章「蛸間山の黒雲」 
太白星の銅色の玉を祭ったタコマ山での出来事。
第3巻第39章「乗合舟」 
スペリオル湖道彦の後を追う八島姫
第3巻第42章「常世会議」 
八王八頭連合の結成。
第4巻第1章~25章 
常世会議常世彦の陰謀が秘められた世界平和会議。
第5巻第44章 
スペリオル湖少彦名神が宣伝。
第5巻第45章 
紅の港磐戸別神が宣伝。
第5巻第47章 
盤古神王大国彦)とウラル彦の大戦争。
第5巻第50章 
紅の郷足真彦が宣伝。
第6巻第2~6章 
鬼城山美山彦の館で4人の宣伝使が出会う。
第6巻第7~10章 
4人の宣伝使のその後。
第10巻第1~8章、第12~20章、第22~23章:黄泉比良坂の戦い

これ以降は舞台として登場しない。名前だけの登場。

脚注

  1. 第3巻凡例#:「「稽古要略」といふ書物に、『少彦名神、粟茎(方船のこと)に乗りて、常世の国に渡りき。按ずるに常世の国とは本神仙の幽境をいふ。因つて以て海外の絶域、人到り易からざる地を称す』とありますから、日本からいへば海外の絶域たる亜米利加は常世の国となりますが、亜米利加からいへば日本が常世の国となるわけです」
  2. 使用回数は、常世の国267回、常世国82回
  3. 第5巻第16章霊夢#第5巻第17章勢力二分#
  4. 第10巻第4章鬼鼻団子#
  5. 第10巻第26章貴の御児#

外部リンク