ライオン河

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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ライオン河(らいおんがわ)は、霊界物語に登場する河。フサの国を流れる。

  • 表記ゆれ:ライオン川[1]
  • 初出:第39巻第19章玉山嵐#
  • テームス山の麓をライオン川が流れている。[2]
  • ライオン河の下流にビクトル山がある[3]。(ただし、ビクの国の東にライオン川があり、西にビクトル山がある、という記述もある[4]
  • 清春山から西南の原野を進んで行き、ライオン河の2~3里手前に「クルスの森」がある。[5]
  • ライオン川の名の由来は、川上に「天幽窟(てんゆうくつ)」という樹木が生い茂った秘密郷があり、そこにはライオンが何百何千頭も棲んでいる。それでその天幽窟を別名「ライオン窟」とも呼び、そのためこの川はライオン川と名付けられた。[6]
  • 河鹿川はライオン川に注いでいる。[7]

目次

主なエピソード

次のようなドラマ性のあるエピソードがある他、単にライオン河を渡ったとか、投げ込まれたというエピソードであれば、たくさんある。

第39巻

  • 黄金姫清照姫の一行は二人の馬子(レーブと某)ライオン河に到着した。橋がないため馬に乗ったまま横幅1里ほどの河を渡った。休憩しているとバラモン教の釘彦片彦の騎馬隊がやって来た。黄金姫一行を捜索しているのだが、一行には目もくれずに河を渡って行った。〔第39巻第19章玉山嵐#〕 (この後舞台は玉山峠に移る)

第40巻

  • 岩彦は馬に跨がりバラモン軍の片彦の後を追って西南に向かう。ライオン河の近くで片彦・釘彦の一隊と戦闘になる。すると大音響と共に数十頭の唐獅子(ライオン)が現れて、片彦・釘彦たちは四方八方に逃げてしまう。最も巨大な獅子の背に乗っている時置師神(杢助)は岩彦に「三五教の宣伝使たる者、暴力に訴えてはいけない。あくまで言霊の神力を発射し、それでダメなら隙を狙って退却すべし」と教戒し、「これより獅子に跨がりライオン河を渡り、黄金姫・清照姫を救いに行け」と命じる。[[第40巻第7章文珠#]]
  • 春公の話の中で次のように語られている──去年の春頃、ヤッコスという男(実は春公の兄・岩彦)がライオン川を渡る時、川上に居た唐獅子(ライオン)の子が2匹川に落ちて激流に流された。そこをヤッコスが通りがかり、2匹とも掴まえて土手に救いあげ、背中に背負って天幽窟まで送り届けた。それからヤッコスには獅子が守護して、ヤッコスに身の危難が迫った時には何処からかライオンが沢山現れて危難を救うようになった。それを聞いた清春山の大足別が、こんな男がいたらまさかの時に大丈夫だと思い、自分の家来にした。〔第40巻第17章天幽窟#

第44巻

  • ライオン川の畔に住む首陀の娘・晴公の兄)が治国別に次のような身の上話を語る──自分の両親がライオン川で釣りをしているとランチ将軍の部下がやって来て、三五教のスパイだと決めつけて連行しなぶり殺しにした。〔第44巻第9章怪光#〕 (この後、治国別の弟子の一人・晴公が楓の兄だと発覚する)

脚注