高照彦
この項目では、八十熊別・高照彦である熊公について説明しています。その他の熊公については「熊公」をご覧ください。
この項目では、高照彦である白日別について説明しています。その他の白日別については「白日別」をご覧ください。
高照彦(たかてるひこ)は、霊界物語に登場する人物。最初は「熊公(くまこう)」というあだ名で呼ばれ、その後「八十熊別(やそくまわけ)」という名前が明かされ、さらにその正体は国治立命の御子・高照彦だと明かされる。そして「白日別(しらひわけ)」に改名して、筑紫の国の守護職となる。
概要
- 初出:
- 基本的に第7巻だけに登場する。
- 子供が3人おり、その一人が東野別(東助)[1]。
- 国祖国治立命の落胤で、国祖隠退後は「八十熊別」と名を変えて、筑紫島に都を造り、時節を待っていた[2]。
- 豊の国の大酋長[3]。
- 「白日別」に改名して、筑紫の国の守護職となる。[4]
- 体が大きい[5]。
主なエピソード
熊公は最初は、豊の国の谷川で雑談にふける4~5人の杣人の中の一人の大男として登場する。筑紫の国へ進む日の出神一行(日の出神、豊日別(=虎転別)、祝姫、面那芸)が通りかかる。日の出神は熊公に、豊の国の都まで案内してくれと頼む。〔第7巻第38章「雲天焼」#〕
熊公は森林から数十頭の駱駝を引っ張ってきて、日の出神一行を駱駝の背中に乗せ、豊の都まで連れて行った。実は熊公は豊の国の大酋長で本名を八十熊別と言う。彼は神通力を持っており、日の出神一行が筑紫島に渡り、熊襲の国に上陸し、肥の国を越えて、豊の国に下ることを前知して、砂漠を渡ることができるように数多の駱駝を引き連れて、霧島山の山麓で一行を迎えるために待っていたのだった。〔第7巻第39章「駱駝隊」#〕
豊の都の八十熊別の館で、日の出神、八十熊別、豊日別は互いに、自分の素性を打ち明かす。日の出神は神伊弉諾大神の落胤、八十熊別は国治立命の落胤の「高照彦」、豊日別は神素盞嗚大神の落胤の「豊国別」であった。3人はこの奇遇に感謝した。日の出神は豊日別を豊の国の守護職に任じ、高照彦・祝姫・面那芸を連れて、筑紫の国へ向けて旅立った。〔第7巻第40章「三人奇遇」#〕
高照彦は回顧談を話す。──聖地エルサレムで国治立命の御子として生まれたが、少しの過ち(どういう過ちかは不明)から父に勘当されて追放され、筑紫の島で八十熊別となって長い歳月を送った。聖地の混乱や父母の危難を聞いて帰りたかったが、勘当されていたので帰れなかった。大洪水後は砂漠を切り拓いて今日まで過ごして来た。〔第7巻第41章「枯木の花」#〕
日の出神一行は筑紫の都の、白日別の館に入ると、そこには誰もおらず、一枚の紙片に白日別の書き置きが記されていた[6]。そこには──自分は白日別と言い、筑紫の国の大酋長である。一昨夜の夢に、「国治立命の御子(つまり高照彦)と神伊邪那岐命の御子(つまり日の出神)が現れるから、汝ら一族はこの国と館を明け渡し、高砂島に渡ってその島の守護職となれ」というお告げがあった──と記されていた。日の出神はそれにより、高照彦を筑紫の国の守護職に任じ、名を白日別に改名させた(つまり襲名した)。〔第7巻第46章「白日別」#〕
関連項目
- 高光彦(たかてるひこ):読みは同じだが別人。こちらは三光の宣伝使の一人。
- 隆光彦(たかてるひこ):読みは同じだが別人。① 第19巻第9章「身魂の浄化」#で女神が鬼鷹に与えた神名[7]。② 霊界物語筆録者の一人・北村隆光が入蒙記で隆光彦と呼ばれている。
- 高照姫(たかてるひめ):「ひこ」と「ひめ」の違いだが、全く関係がない。こちらは第二代天使長。