火の洗礼・水の洗礼
火の洗礼(ひのせんれい)と水の洗礼(みずのせんれい)は、霊界物語で使われている用語。
概要
- 初出:第1巻発端#
- 表記ゆれ:火洗礼(ひせんれい)、水洗礼(すいせんれい、みずせんれい)
- 別名:バプテスマ(「洗礼」の意)
- 「洗礼」という言葉は大本神諭では使われていない。大本の宗教用語ではなく、キリスト教用語であり、それを霊界物語等で流用している。大本に「洗礼」という宗教儀式はない。単にその言葉を流用して、王仁三郎が大本の思想を説明しているだけである。
- キリスト教の洗礼は基本的に水によるものである。ただし聖霊による洗礼は火と関連づけられており、火の洗礼とは聖霊による洗礼ということになる。
- 王仁三郎は「火(ひ)」を「霊(ひ)」と解することによって、火の洗礼を霊的な洗礼(霊的な救済、霊的な立直し)、対して水の洗礼を体的な洗礼(体的な立替え)だと説いている。また、水の洗礼はヨハネ=開祖の神業であり、火の洗礼はキリスト=自分(王仁三郎)の神業であると位置づけている。[1]
- 文字通り水による洗礼や、火(火災)による浄化作用が、水の洗礼、火の洗礼と呼ばれている場合もある。その一例を次に示す。
- ただし王仁三郎は、火災による洗礼は「火の洗礼(霊的洗礼)」ではなく「水の洗礼(体的洗礼)」だと教えている。[2]