竜神の滝
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主なエピソード
モスコーの八王神・道貫彦は、娘・春日姫が父母に相談もせず勝手に鷹住別と夫婦となったことに怒り、二人の仲を引き裂いて、鷹住別を常世国に追放してしまう。
春日姫は連日連夜泣き暮らし、ついに精神が狂ってしまった。
モスコーの従臣・竹友別と畠照彦は、春日姫の病を治すため、天道山に入り竜神の滝で七日間祈願する。すると六面八臂の邪鬼が現れ「この瀑布に一ヵ月打たれれば全快する」と告げたため、二人は平玉彦と図り、春日姫に鶴舞姫と仮名して竜神の滝に連れて行った。
侍従長・大道別は、守高彦を派遣して春日姫をローマに連れ帰るよう命じる。守高彦が竜神の滝に行ってみると、鶴舞姫(春日姫)らは異常な行動を取って乱闘状態だった。
守高彦はモスコーに走り帰り、大道別に報告すると、何と大道別は「鶴舞姫らを残らず打ち殺せ」と命じる。「春日姫は鷹住別と一緒に常世国に居る。竜神の滝にいる春日姫は銀毛八尾の悪狐の化身だ」と言う。大石別と守高彦は天道山の瀑布に行って、春日姫らをモスコーに連れて帰る。〔以上、第3巻第31章「竜神の瀑布」#~第32章「破軍の剣」#〕
(この後、悪狐が化けた偽の春日姫は、大道別によって斬り殺される。しかしその血が大道別の口に入ってしまい、大道別は精神に異常を来して、世界各地を漂浪することになる)