反間苦肉
反間苦肉(はんかんくにく)は、霊界物語の篇題及び章題である。
「反間苦肉」とは、敵の仲を裂くために苦労すること。
第18巻第3篇
第7章から第10章まで計4章ある。
第8章「蛙の口」#から第9章「朝の一驚」#にかけて次のようなエピソードが記されている。
黒姫の部下の梅公たち8人が、黒姫の機嫌を取るために、比沼真名井の参詣者(三五教の信者)をうまく騙してウラナイ教に引っ張りこむ計略を立てた。これが「反間苦肉」の策ということ[1]。
梅公たちはその計略によって綾彦・お民夫婦をウラナイ教に引っ張りこんだ。だが夜、酒を飲んだときにその手柄話を話してしまい、それを綾彦夫婦に聞かれてしまった。[2]
夫婦からそれを聞いた黒姫は、八百長によって引っ張り込んだことで梅公を叱る。梅公は、酒を飲んで悪魔が襲ってきた、悪魔が自分たちの手柄を抹殺するために、そのようなことをしゃべらせた、つまり悪魔による「反間苦肉」の策だ、と言い訳をして胡麻化した[3]。
このように、梅公たちによる三五教に対する「反間苦肉」ということと、悪魔による梅公たちに対する「反間苦肉」(これは実は作り話)という、二重の意味がある。
第36巻第3章
シロの国のサガレン王はバラモン教を信奉していたが、王妃ケールス姫はウラル教の神司・竜雲と浮気をしており、ウラル教を信奉していた。[4]
ケールス姫は、王派のシルレングとユーズを排除するため、サガレン王に「シルレングとユーズが王に反逆を企てて今夜クーデターを行おうとしている」と誣告した。
竜雲とケールス姫による、王派の内部分裂策が「反間苦肉」ということ。