新高山

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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新高山(にいたかやま)は、霊界物語に登場する山。台湾島高砂島)にある。国治立命太白星の十二個の玉を国魂として配置[1]した「十二の山」の一つ。



目次

主なエピソード

霊主体従篇のみ。第28巻のエピソードは「第28巻」を見よ。

  • 稚桜姫命は新高山で、正神を集めて神界の経綸をひそかに教示する。そのとき五柱の神(真道彦命奇八玉命真鉄彦武清彦速吸別)が稚桜姫命に五個の神玉を献上した。[3]
  • 新高山の八頭神高国別と妻神・高国姫は、侍女の玉手姫を寵愛し、大きな権力を持たせた。玉手姫は実は邪神・常世姫の間者なのだが、高国別夫妻はそのことを知らなかった。八王神花森彦は神通力でそれを察知し、玉手姫を追放するように高国別に命じるが、理由が分からず高国別は承服できない。病床の高国姫は非道な仕打ちだと憤慨し、ショックで昇天してしまった。高国別は花森彦を深く恨み、天使長大八州彦命に告訴する。審判の席上、大八州彦命は新高山の神殿から青色の玉を取り出して玉手姫の顔を照らすと、玉手姫はたちまち悪狐に変じて空中高く西天に姿を隠した。高国別は花森彦の明察に驚き、今までの無礼を陳謝した。[4]
  • 常世姫一派は千変万化の悪計をめぐらし、遂に高国別を陥れ、代わりに蒙古別をその地位に就かした。また花森彦を新高山の西南方に押し込めた。そのため平和の高砂島は大半を常世姫の部下が占領することになった。しかし花森彦の至粋至純の霊魂(みたま)は永く高砂島にとどまり、青色の玉とともにこの島に永久に隠されている。花森彦の子孫は今も現存して勇猛義烈の神民となり、神の御魂を維持しつつ弥勒神政の出現を鶴首して待っているという。[5]
  • 大洪水後の修理固成で伊邪那岐命は、花森彦を新高山の国魂に、花森姫を輔佐に任じた。[6]

現実の新高山

現実の新高山は、台湾の最高峰・玉山(ぎょくさん)である。

明治28年(1895年)に台湾が日本に併合された後、明治天皇により「新高山」と命名された。これは標高が3,952mあって富士山より高いため、新しい日本最高峰、という意味で名付けられた。

欧米では商船主モリソンが報告したことからモリソン山(Mt.Morrison)と呼ばれた。

脚注

外部リンク