釣鐘岩

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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釣鐘岩(つりがねいわ)は、霊界物語に登場する岩。若狭湾の沓島の北側の島(釣鐘島)のこと。

概要

主なエピソード

第16巻(丹波物語)における釣鐘岩

釣鐘岩の頂上に「金剛不壊の宝玉」が隠されていた。

由良秋山彦の館から冠島・沓島の宝庫の鍵を盗んだ高姫青彦は、冠島の「如意宝珠の玉」を盗んだ後、沓島に向かった。沓島の釣鐘岩の頂上には直立した1丈(約3m)ほどの岩窟があり、そこには黄、紅、青、赤、紫など色々な色彩を放つ金剛不壊の宝玉が隠されている。二人はその岩窟に飛び込み、玉を取り出すために汗みどろになっている。そこへ、二人の後を追って来た亀彦鬼武彦が現れた。鬼武彦は大きな岩石を岩穴の上にドスンと載せて蓋をしてしまった。〔第16巻第13章神集の玉#

第38巻(自叙伝)における釣鐘岩

明治33年(1900年)の沓島開きの際、祭典を釣鐘岩で行っている。

一行を乗せた舟がどこから上陸するか沓島の周りを一周していると、教祖(出口直)は釣鐘岩に舟を着けよと命じた。釣鐘岩の直下に舟を漕ぎ寄せてみると、険峻な断崖で着かせることが出来ない。そこで海潮王仁三郎)は腰に縄を結び、岩壁に飛びつき、少し上の平面な場所から縄を舟に投げ込んで、舟を手繰り寄せた。綾部から持って来た神祠を舟から引き上げて、100尺(約30m)ほど高所にある二畳敷きほどの平面な岩の上を鎮祭所として神祠を建て、祭典を執り行った。〔第38巻第14章沓島#

海賊伝説

第38巻第14章沓島#に船人から聞いた話として海賊の伝説が記されている。文禄年間(1593~1596年)に三種四郎左衛門(みくさしろうざえもん)という男が数百人の部下を引き連れ、冠島を策源地として陣屋を構え、天下を取るための軍資金を集めるため海賊を行っており、沓島の釣鐘岩の頂上に半鐘を釣って、冠島との連絡を取っていた。被害が続出したので豪傑の岩見重太郎(いわみじゅうたろう)が海賊たちを退治したという。その後は釣鐘島、鬼門島と呼び、誰もこの沓島に来た者がないという。しかし出口直が沓島に渡り天下無事の祈祷をしたのは前代未聞の壮挙であるということで、諸新聞に記事が掲載された。

脚注

  1. 「鐘岩」は第38巻第16章禁猟区#だけに使われている。

外部リンク

  • <kb>岩見重太郎}}
  • <wp>薄田兼相</wp>:(すすきだかねすけ)戦国時代の武将。岩見重太郎と同一視されている。