自転倒島
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自転倒島(おのころじま)は、霊界物語に登場する島。日本列島のこと。
目次
概要
- 別表記:淤能碁呂島(おのころじま)、自凝島(おのころじま)、オノコロ島 [1]
- 別名:秀妻の国
- 初出:第1巻第21章「大地の修理固成」#(自転倒島)
- 大国常立尊が黄金の円柱として宇宙の真中に立っていたが、それが東北から西南に向けて倒れた。それが日本列島である。自ら転げて出来た島なので「自転倒島」と呼ぶ。[2]
- 日本列島は大国常立尊が竜体で地上の泥海を造り固めていた時の姿と同様であり、その長さも、幅も、寸法は同じである。それゆえ日本は地球の艮に位置して神聖犯すべからざる土地である。[2]
- この島が四方に海を巡らしたのは、神聖なる神の御休み所とするためである。この日本の土地全体は全て大神の肉体であり、自転倒島と他の国土とを区別し、立て別けておかれた。[2]
- 聖地エルサレムから見て東北(艮)にある。[3]
- 霊界物語における自転倒島が、日本列島のどの範囲を指すのかは不明。国祖の肉体、また世界の雛型としての日本列島は樺太・千島から台湾までの一連の島々を指すが、霊界物語においては琉球や台湾島は自転倒島とは別の島として描かれている。舞台として登場する地域は、本州の中でも丹波の国、丹後の国、津の国、紀の国、近江の国などの近畿地方と、天教山(太古の富士山)だけである。
- 大洪水以前は聖地エルサレムを中心として神業が行われていたが、大洪水後は、国治立尊の分霊が国武彦として自転倒島に現れ、神素盞嗚大神と共に五六七神政の基礎を築くこととなった。それより自転倒島は「世界統一の神業地」と定まった。[4]
主なエピソード
記紀神話におけるオノコロ島
諾冊二神が国生みの時、天の浮橋に立ち、天の瓊矛を海原に下ろしてコヲロコヲロと掻き回し、引き上げた時に矛の先から滴り落ちた塩が積もり重なって出来た島がオノコロ島で、「自然に凝って出来た島」[5]という意味である。
古事記では「淤能碁呂島」、日本書紀では「磤馭慮島」と表記し、主に「おのごろじま」と読む。
淡路島の自凝島神社や、沼島(ぬしま)など、比定される島が複数ある。