天使
Jump to navigation
Jump to search
天使(てんし、かみ、かみがみ、あまつかひ、エンゼル、みつかひ)という言葉は、次のような意味で使われる。
(1) 神の使い、天からの使者という意味。
【用例】
(2) 地上神界における特別な地位、役職のようなもの。
【用例】
- 「大八洲彦命を天使長兼宰相の地位に立たして」〔第1巻第22章「国祖御隠退の御因縁」#〕 →「天使長」
- 「国常立尊の厳命を奉じ、ここに天使稚姫君命、同大八洲彦命、金勝要神の三柱は」〔第1巻第37章「顕国の御玉」#〕
- 「鶴若はその名のごとく、鶴と変じて空中を翺翔し、天地間を上下して、神界の天使とならむと、一意専念に苦しき修行をつづけてゐた」
- 「さて国治立命は、天上の三体の神の命により、太陽界に使神となり、日天使国治立命と称され、豊国姫命は月天使国大立命と名づけられ」〔第3巻第1章「神々の任命」#〕 →「日天使」「月天使」
- 「十六柱の神司を霊主体従の天使として重く任命せられたり」〔第3巻第1章「神々の任命」#〕 →「十六天使」
- (真心彦のセリフ)「吾いやしくも聖地の重神司として、天使の職を忝なうし、天地の律法を宣伝すべき聖職にあり」〔第3巻第46章「探湯の神事」#〕
- 「桃上彦を天使長に任じ、竜山別、八十猛彦、百猛彦、鷹住別を聖地の天使の職に命じ」〔第4巻第34章「紫陽花」#〕
(3) 主に第6巻において、宣伝使(の一部)が「天使(かみ)」と呼ばれている。
【用例】
(4) 八百万の神々のこと。「かみ」や「かみがみ」と読む場合もある。
【用例】
- (天津祝詞)「高天原に元津御祖皇大神数多の天使(かみがみ)を集へて永遠に神留ります」〔第60巻第14章「神言」#〕
- (感謝祈願詞)「亦八百万(やほよろづの)天使(かみ)を生成給ひて万物を愛護給ふ」
- (神文)「独一真神天御中主大神、従ひ賜ふ千五百万(ちいほよろづ)の天使(かみ)等(たち)」〔第54巻附録 神文#〕
(5) 霊国天人(媒介天人、エンゼル)のこと。 →「霊国天人」
【用例】
- 「国常立尊は大八洲彦命および稚姫君命の功績を賞し、ここに霊国天使の神位を授けたまうた」〔第1巻第50章「死海の出現」#〕
- 「(井上明澄)氏の神霊は第一霊国の天使として教祖の傍近く奉仕し給へり」〔第56巻第20章「犬嘘」#〕
その他
大本神諭には「天使」という文字は使われていない。「てんし」には「天子」という文字が当てられている。 →「天子」
脚注