「入蒙」の版間の差分
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== 略史 == | == 略史 == | ||
=== 出発の経緯 === | |||
大正10年(1921年)2月12日(旧1月5日)、[[第一次大本事件]]が勃発した。出口王仁三郎は大阪・梅田の[[大正日日新聞社]]社長室にて午前9時半頃に検挙された。この時、晴天の空に〈上弦の月〉と〈太白星〉が白昼にもかかわらず輝いているという珍しい現象を目撃した。 | |||
それから3年後の大正13年(1924年)2月12日(旧1月8日)、綾部で王仁三郎は再び同じような天文現象を目撃した。白昼に〈楕円形の月〉と〈太白星〉が輝いていたのである。 | |||
3ヶ年を経て同月同日の白昼の天空に、同じような現象があったことは決して只事ではあるまいと王仁三郎は感じた。〈いよいよ自分が神命を奉じ万民救済の為、人類愛実行の為、天より我にその実行を促すものと考へた〉。 | |||
これによって渡支(支那に渡る)の決心を定め、今夜のうちに出発することを数名の側近に告げた。〔{{rm|nm|6|出征の辞}}〕 | |||
== 略年表 == | == 略年表 == | ||