「予言」の版間の差分
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この原敬首相暗殺を、[[王仁三郎]]は数時間前に予言していた。次の2種の少々異なるエピソードが伝わっている。 | この原敬首相暗殺を、[[王仁三郎]]は数時間前に予言していた。次の2種の少々異なるエピソードが伝わっている。 | ||
{{inyou| 当日、王仁三郎はだれかと面会中であったが、ふいに「アッ、原敬がやられた」とおどろきの声をあげた。人々がたずねると、「東京駅で青年におそわれた」という。人々が「いまから原首相に気をつけるよう知らせては」というと王仁三郎は、「霊界で先におきたことはやがて現実界にあらわれてくるから、いまから注意してもあかん」と答えている。原敬が遭難したのは、それから二時間ほどのちのことだった。|[[出口京太郎]]著『[[巨人出口王仁三郎]] | {{inyou| 当日、王仁三郎はだれかと面会中であったが、ふいに「アッ、原敬がやられた」とおどろきの声をあげた。人々がたずねると、「東京駅で青年におそわれた」という。人々が「いまから原首相に気をつけるよう知らせては」というと王仁三郎は、「霊界で先におきたことはやがて現実界にあらわれてくるから、いまから注意してもあかん」と答えている。原敬が遭難したのは、それから二時間ほどのちのことだった。|[[出口京太郎]]著『[[巨人出口王仁三郎]]』講談社版192頁、天声社版214頁}} | ||
{{inyou|原首相遭難の当日私は六人ばかりの人々と共に、[[祥雲閣]]において種々御用を承りておりましたが、やがて聖師様は入浴され浴槽においてそれを霊視されたのであります。そのため私どもは、名前は判らないが中岡艮一の人相、服装、遭難の状況を仔細に聴き取ったのであります。このときはちょうど当日の午後三時でありまして、遭難時より四時間以上も前でありました。ご承知の通り現界における出来事は、必ず先ず霊界で行わるるもので霊界でいったん暗殺された以上は、現界でいかに警戒を厳密にしてもとうてい免るることは出来ないのであります。これに反して霊界でその難を免れておれば、現界ではドウしても避くることの出来ぬハメに陥りておりても不思議に助かるものでありまして、ココが神様に縋りておるものと然らざるものとの差異点であります。聖師様も「事あまりに案外であり、急激であったから、自分も如何とも致し方がなかった、誠に気の毒である」と嘆息されたのであります。|[[井上留五郎]]著『[[暁の烏]]』「{{obc|B116500c081|(一)霊眼(以前と現時との比較)}}」}} | {{inyou|原首相遭難の当日私は六人ばかりの人々と共に、[[祥雲閣]]において種々御用を承りておりましたが、やがて聖師様は入浴され浴槽においてそれを霊視されたのであります。そのため私どもは、名前は判らないが中岡艮一の人相、服装、遭難の状況を仔細に聴き取ったのであります。このときはちょうど当日の午後三時でありまして、遭難時より四時間以上も前でありました。ご承知の通り現界における出来事は、必ず先ず霊界で行わるるもので霊界でいったん暗殺された以上は、現界でいかに警戒を厳密にしてもとうてい免るることは出来ないのであります。これに反して霊界でその難を免れておれば、現界ではドウしても避くることの出来ぬハメに陥りておりても不思議に助かるものでありまして、ココが神様に縋りておるものと然らざるものとの差異点であります。聖師様も「事あまりに案外であり、急激であったから、自分も如何とも致し方がなかった、誠に気の毒である」と嘆息されたのであります。|[[井上留五郎]]著『[[暁の烏]]』「{{obc|B116500c081|(一)霊眼(以前と現時との比較)}}」}} |