「大本七十年史」の版間の差分
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2021年12月29日 (水) 01:01時点における版
大本七十年史(おおもとななじゅうねんし)は、大本の開教70年を記念する事業として企画・出版された教団史である。上巻・下巻の2分冊。計2000頁を超す。
概要
題名 | 大本七十年史 |
---|---|
編集 | 大本七十年史編纂会 |
発行日 | 上巻:昭和39年(1964年)2月4日 下巻:昭和42年(1967年)8月7日 |
発行所 | 宗教法人大本 |
頁数 | 上巻 848頁 下巻 1360頁 |
定価 | 上下で3400円(後に5000円) |
OBN | 1259 |
備考 | 5670部の限定出版 |
出版の経緯
〔『大本七十年史 下巻』p1313~1315「あとがき」による〕
昭和27年(1952年)、開教60年の際に「大本六十年史」の編纂が企画されたが、実現にいたらなかった。
しかし教団の内外から大本史の刊行に対する要望と期待はきわめて強く、「大本七十年史」が編纂されることになった。
昭和35年(1960年)4月に、大本七十年史編纂会が発足した。編纂会には、教団関係者以外に、宗教学や歴史学の諸分野で活躍する外部の専門家に加わってもらうことにした。
基本的な編集方針は、
- 本格的な教団史としての『大本七十年史』を、大本の教義、大本の歴史観の上に立って取り組む姿勢をとる。
- 叙述はあくまで客観性を尊重し、正確な史料にもとづき実証的な立場から行なう。
- 『大本七十年史』が教団本部や幹部だけの歴史に終わらないように、地方信徒の活躍した足跡を描き出して行くように配慮する。
- 大本の歴史は教団の歴史であると同時に、日本の歴史、日本の文化と無関係ではない。したがって日本の歴史、日本の文化の中に大本が占めた位置を明らかにする。
- 『大本七十年史』の出版とともに、大本教祖伝、大本史料集、大本事件史、大本写真集、大本地方史などの編纂も考慮する。
というものである。
開教70年目の昭和37年(1962年)に刊行することを目指して編纂が進められたが、資料の収集・整理や、原稿の執筆に時間がかかり、上巻は昭和39年(1964年)に、下巻は昭和42年(1967年)に刊行された。
編纂会メンバー
(各巻の最後の頁に書いてあるメンバー)
理事
編集参与
- 上田正昭(京都大学助教授)
- 佐木秋夫(日本宗教学会評議員)
- 松島栄一(東京大学史料編纂所員)
- 村上重良(東京大学東洋文化研究所員)
- 小口偉一(東京大学教授)
- 北山茂夫(立命館大学教授)
- 岸本英太郎(京都大学教授)
- 柴田実(京都大学教授)
- 林屋辰三郎(立命館大学教授)
編集委員(部内)
編集委員(部外)
編纂会事務局長
外部リンク
- 大本七十年史 - 霊界物語ネット
- 15,発展する文書宣教(天声社の社史):「大本70年史」出版について記載あり。