入蒙記

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入蒙記(にゅうもうき)は、出口王仁三郎の著書。霊界物語の特別篇。番外なので巻番号は無い。大正13年、王仁三郎が大陸へ渡り、蒙古を統一して宗教的王国を建設することを目指し、馬賊を率いて行軍した出来事を小説調で著した本。

出来事の詳細は「入蒙」に記す。本項では書籍としての「入蒙記」の情報を主に記す。

概要

  • 本書の前身は大正14年(1925年)2月に発刊された『王仁蒙古入記』(以下「入記」と略す)である。同書は霊界物語第67巻として著述されたものの、結局霊界物語としてではなく、外部の出版社(蚕都新聞社)から「上野公園」という仮名で発刊された。→詳細は「王仁蒙古入記
  • 入記を大幅に改訂したものが昭和10年(1935年)4月発刊の『出口王仁三郎全集 第六巻』に「入蒙記」として収録された。
  • 戦後、霊界物語に特別篇「入蒙記」として収録された。輯としては山河草木に属する。(もともと山河草木の第67巻として著述された)
  • 全集の入蒙記を底本として霊界物語の入蒙記が編纂されているため、両者は基本的に同じ文章である。しかし「入蒙余録」に相違点がある(後述)。
  • 入蒙記は普及版には収録されていない。最初に収録されたのは校定版である。
  • 入蒙記の巻末に「【附】入蒙余録」として数篇の短い文章が収められている。全集収録の入蒙記では次の5篇が収録されているが、戦後発行された霊界物語入蒙記(校定版・八幡版・愛世版いずれも)では最後の1篇「神示の世界経綸」が削除されている[1]。5篇とも入記には収録されていない。初出は機関誌『神の国』や『昭和』『神霊界』である。
    • 大本の経綸と満蒙:『神の国』昭和7年(1932年)3月号──同年2月4日みろく殿に於ける講演
    • 世界経綸の第一歩:『神の国』大正14年(1925年)1月25日号
    • 蒙古建国:『昭和』昭和7年(1932年)10月号
    • 蒙古の夢:『神の国』大正13年(1924年)12月10日号
    • 神示の世界経綸:『神霊界』大正7年(1918年)10月1日号──大正4年(1915年)12月15日稿
  • 入記は実名で記されているが、入蒙記では一部の人物が仮名で記されている。


脚注

  1. 推測だが、政治的に問題がある内容だと編者が判断したため削除されたのだと思われる。