玉調べ
9月23日(日付は前章の章末で杢助が言っている)、錦の宮の八尋殿に役員信者が集まり、五個の麻邇宝珠の玉の一般拝観が行われた。
これは前章で英子姫が、高姫・黒姫に玉の点検(玉調べ)をしてもらい、保管者を決めるために、行うことが決まったものである。
第27巻第4章「教主殿」#:英子姫〈此度竜宮の一つ島、諏訪の湖より五色の貴重なる麻邇の宝珠が無事御到着になりまして、言依別様が兎も角お預り遊ばして、一般の信徒等に拝観をさせ、それから一々役を拵へ、大切に保管をいたさねばなりませぬ。何分……貴女始め黒姫さま、高山彦さまの肝腎の御方が御不在でありましたので、今日まで拝観を延期して居りました次第で御座います。先づ第一に其玉の御点検を、高姫様、黒姫様に御願ひ致しまして、それぞれ保管者を定めて頂かねばなりませぬ。〉
第27巻第5章「玉調べ」#:〈群集を分けて意気揚々と登り来る高姫、黒姫、高山彦の三人は、今日玉調べの神務奉仕の役として、盛装を凝らし、英子姫よりも一段と上座に着いた。〉
玉調べの結果、五個のうち紫以外の四個は石コロとすり替えられていることが判明した。