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伊吹山 (曖昧さ回避)

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'''伊吹山'''(いぶきやま)は、[[霊界物語]]に登場する山で、次の2つある。また大本神業において[[言霊隊]]が実習を行った場所である。に登場する山。2つある。
# [[近江の国]]の伊吹山。→「[[伊吹山 (1近江の国) 近江の国の伊吹山。]]」を見よ# [[紫微天界]]の伊吹山。→「[[伊吹山 (紫微天界)]]」を見よ
(2) 紫微天界の伊吹山。 == (1) 近江の国の伊吹山 == * 初出:{{rm|2|15|山幸Aimai}}* 邪神のアジトになっている山として描かれている。 === 第2巻 === * 邪神の[[武熊別]]が伊吹山に立て籠もっていた。[[元照彦]]([[言霊別命]]の弟)の供神・[[伊吹彦]]は、武熊彦の部下・[[八十熊]]らに買収され、[[大台ケ原]]で狩りをする時、猪を征矢で吹くように装って元照彦を殺そうとした。しかし言霊別命はその危難を察知して元照彦を救う。伊吹彦は八十熊と伊吹山に逃れるが、どこからともなく飛んできた白羽の征矢に当たり、山から転落して死に、伊吹山の邪鬼となった。<ref>{{rm|2|15|山幸}}</ref>* 八十熊らは、大台ケ原の恨みを報ずるため、[[常世姫]]の魔軍に参加して、言霊別命の神軍を攻撃する。言霊別命は元照彦に伊吹山を攻撃させる。しかし[[ローマ]]の言霊別命を助けるため元照彦は退却すると、伊吹山の八十熊一派は後方から火弾を投じて元照彦の神軍を悩ました。<ref>{{rm|2|18|反間苦肉の策}}</ref> === 第16巻以降 === * [[バラモン教]]の[[鬼雲彦]]夫婦は、[[大江山]]の本城に[[三五教]]の[[宣伝使]]が現れて[[宣伝歌]]を歌ったため、居たたまれず、[[天の岩船]]に乗って伊吹山へ逃げて行った。<ref>{{rm|16|10|白狐の出現}}</ref> (その後、鬼雲彦は[[月の国]]へ行き、[[大黒主]]として君臨している) === 伊都能売神諭 === {{is|23|大正八年二月二十日}}:「[[素盞嗚尊]]は神妙に罪を負ひ贖罪の為に世界中の邪神を平定遊ばし終には[[八岐の大蛇]]を退治して、[[叢雲の剣]]を得之を[[天照皇大神]]に奉られたので在るぞよ。其時に退治された八頭八尾の大蛇の霊が近江の国の'''伊吹山'''に止まり、[[日本武命]]に危害を加へて置いて元の露国の古巣へ迯げ帰り、色々として世界を魔の国に致す企みを致して今度の世界の大戦争を初めたので在るぞよ。」  == (2) 紫微天界の伊吹山 == * 初出:{{rm|79|1|湖中の怪}}* [[第79巻]]にのみ出て来る。* 伊吹山は「[[万里の海]]」に浮かぶ「[[葭の島]](葭原の国土)」の中央に屹立する高山。山の麓を数百里の湖水がめぐっており、それを「[[玉耶湖]]」と呼ぶ。<ref>{{rm|79|1|湖中の怪}}</ref>* 伊吹山の後方には「[[高光山]]」があり、その山の南端に突出した珊瑚礁の島を「[[竜宮島]]」と呼ぶ。この島はまだ新しく、人面竜身の[[竜神族]]が住んでいた。<ref>{{rm|79|7|相聞(一)}}</ref>* 竜神族の王・[[大竜身彦の命]]は、国津神の酋長の娘・[[麗子]]を妃にして種族改良を図ろうと考え、麗子を誘拐して竜神の都(竜宮島)に連れ帰る。兄の[[艶男]]は麗子を探して竜宮島へ行く。<ref>{{rm|79|1|}}~</ref> == 現実の伊吹山 == * 現実の伊吹山は、滋賀県と岐阜県の境にある標高1,377mの山。* 古代から霊峰とされ、役小角が伊吹山に入って寺を創建したと伝えられている。* 日本書紀には、日本武尊が東征の帰りに伊吹山の神を倒そうとして返り討ちされたというエピソードがある。* 薬草の宝庫で、室町時代に織田信長が野草園を造った。* [[酒呑童子]]はもともと伊吹山に居たという伝説がある。奈良絵本『酒典童子』には、酒典童子は伊吹山の伊吹大明神([[八岐大蛇]])の子であると記されているという。(外部リンク参照) == 言霊隊 == 王仁三郎は大正8年(1919年)旧8月7日から11日(新9月30日~10月4日)にかけて、言霊隊を[[世継王山]](綾部の[[四尾山]])、'''伊吹山'''、[[大台ケ原]]の3ヶ所に派遣して、[[言霊]]の実習を行わせている。 *「一九一九(大正八)年の九月三〇日、教主王仁三郎は役員・信者の一行をひきいて、綾部の世継王山第二峰の頂上にのぼり言霊の実習をした。それは臍下丹田からの力いっぱいの声で、天津のりと・大祓のりとを奏上し、ついで「アー、オー、ウー、エー、イー」と七五声の言霊をとなえあげるものである。これを言霊踏査隊の第一隊とした。第二隊は[[浅野和三郎|浅野会長]]を先頭に[[高見元男]]もくわわって一行一〇人が、一〇月二日に'''伊吹山'''の山頂にのぼり、第三隊は[[小笠原義之]]をはじめ一行一五人が、一〇月四日に大和の大台ガ原にのぼった。ついで第四隊は一一月九日に、[[浅野和三郎]]・[[出口大二]]ら一行三五人が[[竹生島]]に、第五隊は[[森良仁]](慶三郎)ら一行六人が、同日江州坂本にむかった。さらにそのほかの一行は[[弥仙山]]および[[肝川]]の割岩山などにのぼった。」〔[http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=B195401c2322 『大本七十年史 上』p432「本部の動き」]〕*「旧八月七日、王仁一行、日本国の臍なる[[世継王山]]に昇り、言霊の実習を為す。太祓の奏上中、大雨巽方より襲い来る。忽ち白扇を披いて天津祝詞の太祝詞を高唱す。風伯雨師声に応じて東北に去る。旧八月八日浅野氏一行の言霊隊を送る時、前記二首の蕪詩を詠ず。一隊は近江国'''伊吹山'''に、一隊は大和国大台ケ原に登る。大台ケ原は綾部の正南方に位し、伊吹山は正東方に位す。大台ケ原に向ひし一隊は八月十一日絶頂に達し、伊吹山に向ひし一隊は八月九日に絶頂に達し、各自声調を揃へて、天津祝詞並に大祓詞を臍下丹田より伊吹き放ち、七十五声を幾度も繰返し了って下山す。今回の挙は只単に探検に止まり、実際的の神業では有りませぬ。去ど言霊の妙用は忽ち顕現し、十月五日(旧八月十三日)台風○○○○の山麓紀州沖に現はれ、地動之に伴ひ、山系の能登に反響し、次で名古屋、静岡、信越地方に突破し、○○○○終に東都を襲はむとする時しも、王仁幸にして鎌倉に在り、神宮山に登りて言霊を活用せし結果、東京方面の被害を免がる。」〔[http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=B195502c110703 『神霊界』大正8年11月1日p16「随筆」]〕*「神界の時機切迫と共に、[[言霊閣]]の建築完成し、弥々大本神の御経綸なる、言霊実用となり、第一着として、皇国の中心点なる世継王山に登り、王仁を先登に言霊の実験を遂げ、次いで浅野会長以下、各役員の言霊隊を組織して、近江国'''伊吹山'''、大和国大台ケ原山を始め、天之真奈井の竹生島に沖の島、日枝の坂本の宮に游与岐の弥仙山、肝川の割岩山等に出陣し、神軍の一大威力を示したるは、天地開闢以来未曾有の大神事で在りました。」〔[http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=B195502c110706 『神霊界』大正8年12月15日号「随筆」]〕*「一厘の仕組とは言霊であって、これを呼び起こすのである。大本では演習したのである。(大正八年旧八月七日)大台ケ原(旧八月十一日)'''伊吹山'''(旧八月九日)へ王仁が教えて派遣し、王仁は鎌倉に行ったのである。大台ケ原の日出ケ岳から言霊を発射したら○○の船が沈んでしまった。「ミカエル立ちて叫び玉へば山川草木皆靡く」とあるのはそれである。○○の船を浪に沈めてしまうのである。こんな事を言うと気狂だと言うから言わぬけれど……。」〔新月の光0375「一厘の仕組は言霊」〕  == その他 == * 「近江の伊吹山は気象学上極めて重要な場所である。伊吹は息を吹く所の義で、地球上に伊吹戸は無数あるが、伊吹戸中の伊吹戸とも云ふべきは近江の伊吹山である。最近伊吹山に気象観測所が公設されたのは、新聞紙の伝ふる所であるが、大本では十年も二十年も以前から予知の事実である。」<ref>{{rm09|39|9901|附録 大祓祝詞解}}</ref>* 伊吹山は天山に相応する。<ref>新月の光「霊界物語の地名」</ref>* 大台ケ原はラッパのように、言霊がいったん大地に響いて宇宙(天)へ拡がって行く。伊吹山も同じような効果がある。<ref name="kake0374">新月のかけ「大台ケ原と伊吹山」</ref>* 伊吹山は世界の鼻である。富士山は大地の鼻で、左の鼻が浅間山、右の鼻が伊吹山である。<ref name="kake0374" />* 伊吹山は素盞嗚尊の鼻である。<ref>新月の光「素盞嗚尊の鼻・伊吹山」</ref> == 脚注 ==<references/> == 外部リンク ==* <wp>伊吹山</wp> === 酒呑童子伊吹山説 ===* <wp>酒呑童子</wp>* [https://yaoyoro.net/shutan.html 日本の神様辞典やおよろず]* [http://www.city.fukuchiyama.kyoto.jp/onihaku/densetu/index.html 日本の鬼の交流博物館]* [http://www.kyohaku.go.jp/jp/dictio/kaiga/56syuten.html 酒典童子絵巻] - 京都国立博物館
[[Category:霊界物語の山|いふきやま]]

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