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変性女子は偽者
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昭和34年の[[普及版]]発行後も、大本系の宗教等で「変性女子は偽者」という話が一人歩きをしている。
たとえば[[岡本三典]](1917~2009年、[[岡本天明]]夫人)は[[至恩郷]]の機関誌『至恩通信』の中で、第13巻の信天翁(おそらく校定版)を「一人の目明きが気をつける」まで引用し、それ以降を「以下略」とした上で、「これを見ると、出口王仁三郎師は、自らを似而非(にせ)ものだと断じておられる。この歌は以前から知っていたから真人は天明かと思っていたが、今では命波の小田野早秧先生に間違いないと思っている」と記しているの機関誌『至恩通信』の中で、第13巻の信天翁(おそらく[[校定版]])を「一人の目明きが気をつける」まで引用し、それ以降を「以下略」とした上で、「これを見ると、出口王仁三郎師は、自らを似而非(にせ)ものだと断じておられる。この歌は以前から知っていたから真人は天明かと思っていたが、今では命波の小田野早秧先生に間違いないと思っている」と記している<ref>『至恩通信』第150号、昭和61年(1986年)9月9日発行、p.6</ref>。
また、[[中矢伸一]]は著書の中で、信天翁を引用し、さらに前述の音羽「仕掛けられた~」に書いてある情報を記した上で、「何故王仁三郎は、わざわざ混乱を招くような文を発表し、さらに、後になって意味を引っ繰り返すような修正を加えたのか、真実のところは謎である。おそらく、しかるべき人物にのみ自分がニセモノであることを伝えようとしたのではないか」と推測している<ref>中矢伸一『出口王仁三郎 大本裏神業の真相』平成9年(1997年)2月、KKベストセラーズ、pp.169-171</ref>。