21,339
回編集
差分
Jump to navigation
Jump to search
鬼武彦
,→会議終了後に聖地エルサレムにて
* 壇上の[[八王大神常世彦]]が突然病気で倒れてしまった。これは鬼武彦によるものであった<ref>{{rm|4|22|窮策の替玉}}:「しかして八王大神の壇上にて病気突発したるは、大江山の鬼武彦が、国祖の神命によつて、邪神の陰謀を根本的に破壊せむとしたる結果なり」</ref>。〔{{rm|4|21|敵本主義}}~{{rms|4|22|窮策の替玉}}〕
==== 会議終了後に聖地エルサレムにて ====
* 鬼武彦は、[[天使長]]の[[広宗彦]]や、その弟・[[行成彦]](聖地代表として常世会議に出席した)が更迭されたことに疑問を感じて国祖に問うた。「吾々は貴神の命によりて常世城に忍び入り八王大神を悩ませ、その陰謀を断念せしめたるのみ。決して行成彦をはじめ一行の使臣は大神に背きて自由行動を取りしにあらず。ただ一点の野心も無く、聖地を守り御神業を輔佐したてまつらむとしての至誠の行動に出たるのみ。また吾は内命によりて、忠実に行動せしは御承知の御事に候はずや」<ref>{{rm|4|32|免れぬ道}}</ref> <ref>これは鬼武彦らが国祖の真意を誤解していたのである。国祖の真意は「言向け和せ」であり、どんな手段を尽くしてもいいから邪神の陰謀を打破せよということではない。</ref>。それを八王大神常世彦が聞いていた。〔{{rm|4|32|免れぬ道}}〕
** この鬼武彦の不用意な発言が後に、[[常世彦]]が[[国祖]]を隠退させるために天上の[[日の大神]]に提出した奏聞状の文言につながる。奏聞状に「国祖国治立命は、至厳至直にして律法を厳守したまふ神聖者とはまをせども、その実は正反対の行動多く、現に前代常世彦命、常世城に大会議を開催するや、聖地の従臣なる、大江山の鬼武彦にみづから秘策を授け、権謀術数の限りをつくして、至厳至聖なる神人らの大会議を混乱紛糾せしめ、つひに根底より顛覆せしめたまへり」<ref>{{rm|4|45|あゝ大変}}</ref>と記してあり、これによって国祖は隠退に追い込まれて行く。