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清彦・照彦

110 バイト追加, 2020年7月9日 (木) 17:08
第27巻
虻公は[[言依別命]]([[錦の宮]]の教主)から清彦という名を、蜂公は照彦という名を与えられ、[[准宣伝使]]の職に就いた。[[言依別命]]と[[国依別]]は[[高砂島]]へ旅立ち、[[高姫]]はその後を追跡した。清彦・照彦はそのことを聞いて、高姫が言依別命に危害を加えるかも知れないと危惧し、[[瀬戸の海]]を舟を漕いで後を追った。
[[児島半島]]の近くで、座礁していた[[清子姫]]・[[照子姫]]([[行成彦]]の子孫で、[[比沼の真名井]]の宝座に仕えていた<ref>{{rm|27|15|情意投合}}:「此照子姫、清子姫は其祖先は行成彦命であつて、四代目の孫に当つて居る。神勅を受けて、比沼真奈井に豊国姫出現に先立つて現はれ、比治山に草庵を結び、時を待つて居たのである」</ref>)の舟を見つけ、救出する。4人は一つの舟に乗って琉球へ向かうが、次第に恋愛感情が芽生えてきた。しかし清子姫は清彦に、清彦は照子姫に、照子姫は照彦に、照彦は清子姫を好きなるという複雑な恋愛関係になる。 →「[[清子姫・照子姫 (比沼の真名井)]]」)の舟を見つけ、救出する。4人は一つの舟に乗って琉球へ向かうが、次第に恋愛感情が芽生えてきた。しかし清子姫は清彦に、清彦は照子姫に、照子姫は照彦に、照彦は清子姫を好きなるという複雑な恋愛関係になる。
4人は那覇港に上陸し、槻の洞穴({{rm|27|8|琉と球}}で言依別命一行が泊まった洞穴<ref>槻の大木の根元に開いた洞穴。{{rm|27|8|琉と球}}で初めて登場する。「見れば槻の根元には縦五尺横三尺許りの洞が開いて居る。余りの老木にて皮ばかりになり、中へ入り見れば全部洞穴になつて居て、所々に草で編んだ蓆などが散乱して居る。此木の洞は殆ど五十坪許りもあつた」</ref>)で、高姫一行3人([[高姫]]・[[春彦]]・[[常彦]])と遭遇する。一悶着が起き、高姫一行は言依別命一行を探すため洞穴から出て行った。〔以上、{{rm|27|15|情意投合}}〕
槻の洞穴に言依別命一行([[言依別命]]・[[国依別]]・[[若彦]]・[[常楠]]ら)が帰って来た。言依別命は常楠(清彦・照彦の父)に琉球の王になれと命じ、清彦・照彦には常楠と共に島を守護せよと命じ、船で[[高砂島]]に向かって出発した。清子姫・照子姫は言依別命の後を追い、夜ひそかに船で高砂島へ向かった。清彦・照彦は清子姫・照子姫が消えたことに落胆したが、紀の国に妻子あることを思い出して、この恋を断念した。〔{{rm|27|16|琉球の神}}〕
清彦は、[[琉球沼]]の対岸に清子姫・照子姫が現れて手を差し招いた夢を見た。清彦・照彦は琉球沼に行ってみると、沼の中央の珊瑚礁の小島の岩窟で、[[清子姫]]・[[照子姫]]と出会った。以前の清子姫・照子姫と容姿はそっくり<ref>{{rm|27|17|沼の女神}}:「槻の洞にて出会うた女 '''姿も顔も少しも変らぬ'''清子姫」</ref>だが別人で、[[広宗彦]]の子孫<ref>{{rm|27|17|沼の女神}}:清子姫の歌「広宗彦が四代の孫」</ref>である。清彦と清子姫、照彦と照子姫がそれぞれ結婚する。清彦はである(→「[[清子姫・照子姫 (琉球沼)]]」)。清彦と清子姫、照彦と照子姫がそれぞれ結婚する。清彦は[[琉の島]](北の島)の、照彦は[[球の島]](南の島)の守り神となった。〔{{rm|27|17|沼の女神}}~{{rms|27|18|神格化}}〕
=== 第28巻 ===

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