大棟梁

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

大棟梁(だいとうりょう)は、霊界物語で使われている言葉。主にバラモン教大黒主に対して使われている。大黒主の自称。

概要

霊界物語に「大棟梁」は48回使われている。そのほとんどは大黒主(鬼雲彦)に対して使われている。

【大黒主に対して使われている用例】

  • 〈天の太玉命、顕恩郷に現はれ給ひ、バラモン教の大棟梁鬼雲彦を神退ひにやらひ給ひ〉〔第15巻第16章水上の影#
  • 〈鬼雲彦の神司 漸う之を鎮めまし 自ら代つて後をつぎ 大棟梁と自称して〉〔第40巻第4章珍客#
  • 〈バラモン教の大棟梁大黒主様は、一夫多妻主義だ〉〔第41巻第18章替へ玉#

鬼雲彦が「大統領」と呼ばれている箇所は1ヶ所だけある。〈鬼雲彦の大統領 忽ち此場に現はれて〉〔第15巻第4章神の栄光#

【大黒主以外に対して使われている用例】

一般的意味

「大棟梁」の霊界物語以外での一般的意味は、大工の棟梁(親方)を束ねる最高責任者であり、江戸時代には幕府の建設作業の職制に「大棟梁」という役職があった。[1]

明治期には、アメリカ等の大統領を「大棟梁」と表記することがあった。

古文書での初出は神道集(14世紀半ばに成立)で、〈第廿八 地神五代事 一者天照太神ナリ、此ハ日本国ノ大棟梁ニテ在〉云々という記述がある。[2]

脚注

  1. 世界大百科事典(旧版)』コトバンク
  2. 『神道集 : 東洋文庫本』163頁、NDLDL蔵書 PID:2980490/1/86