言霊の思想
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言霊の思想(ことだまのしそう)は、鎌田東二の著書。本書は著者が博士号を取得した論文「言霊思想の比較宗教学的研究」に加筆修正を加えたものである[1]。また、平成2年(1990年)に青弓社から出版された『記号と言霊』を大幅に改稿したものである[2]。
概要
題名 | 言霊の思想 |
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著者 | 鎌田東二 |
発行日 | 平成29年(2017年)7月10日 |
発行所 | 青土社(せいどしゃ) |
頁数 | 444 |
定価 | 3,700+税 |
ISBN-13 | 978-4791770007 |
OBN | 1853 |
備考 |
目次
- p001/はじめに
- p019/序章 人類文化と言語
- 第一節 問題の所在
- 第二節 声音(こえ)の力
- 第三節 耳を持った生命
- 第四節 言葉の力と宗教
- 第五節 二十世紀の言語理論
- 第六節 言語の多次元性ないし多層性
- 第一部 言霊思想の思想史的考察
- p058/はじめに──第一部の論点
- p061/第一章 原像としての「言霊」と「真言」
- p075/第二章 宗教的言語意識の歴史的展開
- 第一節 言語生命観
- 第二節 言語定型観
- 第三節 声字実相観
- 第四節 口唱行力観
- 第五節 和歌即陀羅尼観
- 第六節 声音法則観
- p102/第三章 冨士谷御杖の言霊論
- p123/第四章 山口志道の言霊論──『水穂伝』を中心として
- p143/第五章 中村孝道の言霊論──『言霊或問』と『言霊真洲鏡』を中心として
- p167/第六章 平田篤胤の言霊論──『古史徴』と『古史本辞経』を中心として
- p185/第七章 大石凝真素美の言霊論──『大日本言霊』を申心として
- p197/第八章 出口王仁三郎および大本の言霊論
- p219/第九章 川面凡児の言霊論
- p227/第十章 友清歓真の言霊論
- p253/第十一章 岡田茂吉の言霊論
- p265/第十二章 折口信夫の言霊論
- p274/第十三章 第一部のまとめ──言霊思想の特質
- 第二部 言霊思想の比較宗教学的考察
- p278/はじめに──第二部の論点
- p279/第一章 宗教言語と日常言語
- 第一節 原理論的問題
- 第二節 類型論的問題
- 第三節 新宗教の宗教言語──大本教における言霊宇宙論の展開
- p306/第二章 記号論と言霊論
- 第一節 言葉の起源と耳
- 第二節 「聴く」ことの身体性
- 第三節 「聴く」ことの行為性
- 第四節 記号論と言霊論
- p336/第三章 言語遊戯と言霊思想の分析
- 第一節 言語遊戯呪術としての言霊思想
- 第二節 言語遊戯の宗教的表出──新宗教の場合
- 第三節 言語遊戯の意味論
- p360/第四章 第二部のまとめ
- p363/終章 まとめと今後の課題
- p375/補章 詩と宗教と哲学の間、あるいは言語と心身変容技法
- 第一節 詩と宗教と哲学の間
- 第二節 心身変容技法としての詩と言語
- p389/注
- p426/あとがき
- p429/参考文献
- 索引
外部リンク
- 言霊思想の比較宗教学的研究:鎌田東二が博士号を取得した論文。平成11年(1999年)12月に筑波大学に提出。平成13年(2001年)3月に学位授与される。