臭黄の鼻

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

臭黄の鼻(くさきのはな)は、霊界物語第5巻第3章#の章題。

エデンの園盤古大神が、息子・塩光彦とその恋人・玉春姫の二人を探し回っていた。樹上で物音がしたので見上げると、その鼻と口に大便が落ちて来た。二人は樹上に隠れていて、塩光彦は父親(盤古大神)が下にいることを知らずに大便をしたのだった。

〈樹上の塩光彦は父の樹下に来ることを夢にも知らず、平気になつて大地にむかつて、木の葉の薄き所より臀引きまくりて、穢き物を落した。盤古大神は怪しき物音と仰向くとたんに、臭き物は鼻と口の上に落ちてきた。〉

章題は「草木の花」に「臭き」物が「鼻」に落ちて来たということを掛けている。また、大便は隠喩で「黄金」と呼ばれるので、その「黄」でもある。

章の最後に菊の花かんざしの話題が記されているが、「草木の花」はその菊のことであると考えられる。