出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
狸の土舟(たぬきのつちぶね)は、霊界物語第2巻第11章#の章題。
ヨルダン河の船遊びの際に言霊別命は、常世姫の陰謀によって、土で作られた船に乗せられ、船は沈没してしまう。〈言霊別命を乗せた船は、表面堅固に見えてその実はもろき狸の土船であつた。土製の船に金箔を塗りたる偽船である。たちまち船は崩壊沈没した。〉
「狸の土船」とは、昔話「かちかち山」に登場する船で、ウサギがタヌキへの復讐として、タヌキを溺死させるため、泥(土)で作った船にタヌキを乗せた。
「かちかち山」ではタヌキは溺死してしまうが、言霊別命は斎代姫によって水中から救出された。