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魔窟ケ原

3,241 バイト追加, 2018年8月28日 (火) 21:21
ページの作成:「'''魔窟ケ原'''(まくつがはら)は、霊界物語に登場する野原。 (1) 特定の場所を指す固有名詞ではなく、魔が棲む洞窟があ...」
'''魔窟ケ原'''(まくつがはら)は、[[霊界物語]]に登場する野原。

(1) 特定の場所を指す固有名詞ではなく、魔が棲む洞窟がある野原、という意味の普通名詞。「魔窟原(まくつはら)」も同じ。【例】「この[[フル野ケ原]]は、妖怪変化の隠顕出没常ならざる、'''魔窟ケ原'''であるから」<ref>{{rm|13|7|布留野原}}</ref>

(2) [[大江山]]の山麓にある野原。<ref>{{rm|29|8|高姫慴伏}}:「大江山の山麓魔窟ケ原に土窟を作り」</ref>

本ページでは(2)について解説する。
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== 概要 ==
* 初出:{{rm|16|6|石槍の雨}}
* 魔窟ケ原には[[ウラナイ教]]の[[黒姫]]の拠点がある。次に述べる地下の岩窟と[[衣懸松]](きぬかけまつ)の小屋である。
** 魔窟ケ原の[[衣懸松]]の傍らには[[高姫]]の隠れ家があったが、火事で焼けた後、同じ場所に仮小屋が建てられ<ref>{{rm|16|18|遷宅婆}}:「悦子姫は宮川の渓流を溯り、険しき谷間を右に跳び、左に渉り漸くにして魔窟ケ原の中央に進み入り、衣懸松の傍に立ち止まり見れば、百日前に焼け失せたる高姫の隠家は又もや蔦葛を結び、新しく同じ場所に仮小屋が建てられありたり」</ref>、[[黒姫]]のアジトになった。
** 高姫と黒姫は魔窟ケ原の地底に大岩窟を築いた<ref>{{rm|18|10|赤面黒面}}:「前年高姫と共に築き置きたる地底の大岩窟に居を定め」、{{rm|16|8|衣懸松}}:(青彦のセリフ)「彼奴(鬼武彦のこと)が恐さに、万一の時の用意と、此処に巌窟を掘つておいたのではなかつたのですか」</ref>。高姫は[[秋山館]]で[[冠島]]・[[沓島]]の宝庫の鍵を盗んで[[如意宝珠の玉]]を呑み込んだ後、[[フサの国]]に逃げ帰ったが、それと入れ違いに黒姫がやって来て、この岩窟に居を定めた。

== 主なエピソード ==

=== 第16巻 ===
[[バラモン教]]の[[鬼彦]]([[鬼雲彦]]の部下)たちは[[由良]]の[[秋山館]]で[[神素盞嗚大神]]や[[秋山彦]]ら7人を捕まえた。駕籠に入れ、大江山の本城に帰る途中、魔窟ケ原で休憩していると、頭上の松の茂みから石の団子が雨のように降り注ぐ。そして駕籠から神素盞嗚大神らが出て来た(実は全員、[[鬼武彦]]の部下の白狐の変化)。秋山彦が宣伝歌を歌うと、鬼彦らは感謝の涙にむせて改心する。〔{{rm|16|6|石槍の雨}}〕

ふと気づくと神素盞嗚大神らの姿は消えていなくなっていた。鬼彦らは鬼雲彦を改心させるため大江山の本城へ向かう。するとウラナイ教の[[高姫]]と[[青彦]]が現れ、地底の岩窟へ誘われて、一行数百人が岩窟に下りて行くと、三五教の[[鬼武彦]]が入口に岩石を置いて蓋をしてしまった。〔{{rm|16|7|空籠}}〕

=== 第17巻 ===

魔窟ケ原の岩窟で[[黒姫]]と[[高山彦]]は結婚式を挙げる。〔{{rm|17|7|枯尾花}}〕

== 脚注 ==
<references/>

[[Category:霊界物語の野原|まくつかはら]]

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