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津田の湖
,→主なエピソード
[[玉治別]]は舟に乗って津田の湖を渡り[[高春山]]に向かうことにした。[[武州]]、[[駿州]]、[[遠州]]の三人(六人の泥棒のうちの半分のメンバー)を乗せ、西方の山麓を目がけて漕いで行く。
湖の中央まで進んだ時、三人は立ち上がり、玉治別が持っている[[アルプス教]]の秘密書類を奪おうとする。玉治別は櫂で打たれ湖中に落ちてしまう。そこへの[[秘密書類]]を奪おうとする。玉治別は櫂で打たれ湖中に落ちてしまう。そこへ[[杢助]]と[[お初]]が乗った舟が矢を射るように現れて、玉治別を救った。三人は驚いて、舟を漕いで西へ逃げて行くが、湖中に突出した大岩石に舟が衝突し、沈没してしまう。玉治別は三人の泥棒を救い上げ、湖中の岩石の上に乗せた。そして三人に向かって宣伝歌を歌うと、三人は改心の意を表す。三人を離れ島(岩石)に置いたまま、杢助一行の舟は高春山の東麓を指して進み行く。〔ここまで{{rm|21|8|津田の湖}}〕
湖水の水量が増して行き、残された遠州、駿州、武州の三人の鼻の位置まで来る。そのとき三個の火球が現れ、湖水が二つに割れ、湖底から三柱の女神が現れた。よく見るとそれは女神ではなく、お初、玉治別、杢助の三人だった。玉治別は「この湖の水を左右に割ったのは大蛇の仕業である。早く心の底から悔悟をせよ。いつまでも我を張ると大蛇の腹に葬られてしまうぞ」と迫る。駿州がもう悪事はしないと誓うと、水量は減じて、湖底が現れた。