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三つの玉
,編集の要約なし
: 「[[太白星の十二個の玉]]」の一つ。[[青雲山]]に国魂として祭られていたが、[[大洪水]]後、[[ウラル彦]]に奪われることを恐れ、[[自転倒島]]の[[桶伏山]]に運ばれた(第6巻<ref>{{rm|6|41|桶伏山}}:「淤能碁呂島の中心地なる'''桶伏山'''、一名円山の麓に隠し納め、円山姫をして、この神宝の守護を窃かに命じ置きたるなり」</ref>)。[[三国ケ岳]]のバラモン教([[蜈蚣姫]])に盗まれてしまうが、[[お玉]]によって取り返され、[[錦の宮]]に納まった(第20巻<ref>{{rm|20|11|鬼婆}}:「実はこの婆アの手下の者共が、ミロク神政成就の御宝を、桶伏山から盗み出し、此岩窟に秘蔵して居たのを、今朝になつて所在を知り(略)サア一時も早くこのお宝を持つて聖地へ帰りませう」~{{rms|20|12|如意宝珠}}:「お玉の方に抱かれて黄金の玉の御神体は一とまづ錦の宮の殿内深く納まり給うた」</ref>)。
高姫が呑み込んだ二個の玉(如意宝珠の玉、紫の玉)は後に吐き出す(第21巻<ref>{{rm|21|18|解決}}:「高姫の腰を一つエヽと声かけ打つた機に、ポイと口から飛んで出たのは'''紫の玉'''である。もう一つ左の手で腰を打つた機に飛んで出たのが'''如意宝珠の玉'''であつた」</ref>)。その後、高姫と黒姫が三つの玉を保管することになるが、三個とも紛失してしまい大騒ぎとなり、海外に玉探しに出かけることになる(第22~25巻)。[[黒姫]]一行は[[第24巻]]で[[竜宮島]]に、[[第34巻]]で[[筑紫島]]に探しに行く)。三つの玉は全て錦の宮に納まった<refname="rm2201_kotoyoriwake">筑紫島へは黄金の玉や[[麻邇宝珠]]を探しに行く。ただしそれは名目で実質は逃げた夫([[高山彦]])探しのためだった。{{rm|22|1|玉騒疑}}:「言依別命の神業に依りて、三種の神宝は錦の宮に納まり、いよいよ神政成就に着手し給はむとする時、国治立命と豊国姫命の命に依り、未だ時機尚早なれば、三千世界一度に開く梅の花の春を待ちて三箇の神宝を世に現はすべしとありければ、言依別命は私かに神命を奉じて、自転倒島の或地点に深く隠し給ひし御神業の由来を本巻に於て口述せむとす」</ref>。[[鷹依姫]]一行は[[第29巻]]で[[高砂島]]に探しに行く。
高姫と黒姫が三つの玉を保管することになるが、三個とも紛失してしまい大騒ぎとなり、海外に玉探しに出かけることになる(第22~25巻)。[[黒姫]]一行は[[第24巻]]で[[竜宮島]]に、[[第34巻]]で[[筑紫島]]に探しに行く<ref>筑紫島へは黄金の玉や[[麻邇宝珠]]を探しに行く。ただしそれは名目で実質は逃げた夫([[高山彦]])探しのためだった。</ref>。[[鷹依姫]]一行は[[第29巻]]で[[高砂島]]に探しに行く。 実は三個とも[[錦の宮]]の教主・[[言依別命]]が、神命によって秘かに持ち出したもので、如意宝珠の玉はが、神命によって秘かに持ち出したもので<ref name="rm2201_kotoyoriwake" />、如意宝珠の玉は[[初稚姫]]に、紫の玉は[[玉能姫]]に渡され、二人によって[[神島]]に埋蔵された。また黄金の玉は言依別命によって[[高熊山 (神代)|高熊山]]に埋蔵され、その証として[[三ツ葉躑躅]]を植えておいた。この三個の宝玉が世に出て光り輝く活動を「三つの御魂の出現」とも言う。<ref>{{rm|22|18|布引の滝}}~{{rms|22|19|山と海}}</ref>
== 脚注 ==