巌骨の山(ろっきーのやま)は、霊界物語に登場する山。第76巻第4章「怪しの巌山」#のみに出て来る。紫微天界にある山。ただし固有名詞ではなく「巌骨(いわぼね)のような山」という意味の一般名詞的に使われている。
「八十曲津見の神は(略)雲を次々吐き出だし、幾千丈とも限りなく重り合せて、遂には天を貫く大巨巌となり、蜿蜒数百里にまたがる巌骨の山を築き上げ、その前面に千尋の深き溪川をつくりて、一歩も進ましめざらむとし」
「斯く歌ひ給ふや、蜿蜒として幾百里にわたりたる巌骨の山も、次第々々に煙となりて砕けつつ、風のまにまに散り行くぞ愉快なれ」
同音異字の「岩骨の山」は第63巻のみに出る山。