大便所の神(かわやのかみ)とは、霊界物語の登場人物。金勝要神のこと。
第1巻第8章「女神の出現」#だけに出る。幽界を探険する喜三郎に八寸ばかりの比礼を与えた。
参綾後はじめて氷解ができた。
教祖の御話に、
『
金勝要神は、全身黄金色であつて、大便所(かはや)に永年のあひだ落され、苦労艱難の修行を積んだ
大地の金神様である。その修行が積んで、今度は世に出て、結構な御用を遊ばすやうになりたのであるから、人間は大便所(かはや)の掃除から、歓んで致すやうな精神にならぬと、誠の神の御用はできぬ。それに今の人民さんは、高い処へ上つて、高い役をしたがるが、神の御用をいたすものは、汚穢所(きたないところ)を、美しくするのを楽んで致すものでないと、三千世界の大洗濯、大掃除の御用は、到底勤め上りませぬ』
他に雪隠の神(かわやのかみ)という表記が第17巻第1章#と第52巻第24章#に出るが、何れも名前だけの登場である。