出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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(ゆめ)の種類について王仁三郎は、次の6種類あると述べている。〔「出口王仁三郎氏を囲む神霊座談会#」による〕

  • 神夢(しんむ)…神が姿を現したり、白衣の老人が現れたり、王仁三郎が現れたりして、色々なことを教える、というよう夢。神夢はよほど魂が清浄でないと見ることができない。
  • 霊夢(れいむ)…神夢よりはもう少しぼんやりしていて、太陽が出たとか、富士山に登ったとか、鷹が来たとか、そのような瑞祥の夢で、それを秩序整然と始めから終わりまで憶えているのが霊夢である。霊夢には良いものと悪いものがある。人の心気が霊に感じて、気分の良い時には霊夢を見る。
  • 実夢(じつむ)…どこそこに何が落ちていたというような夢を見て、翌日行ってみると実際にそれがあった、という夢。いわゆる正夢。
  • 虚夢(きょむ)…説明がないので不明。
  • 雑夢(ざつむ)…木に竹をついだような(ちぐはぐで整然としていない)夢で、今亀岡に居るかと思うと東京に居たり、また綾部に居たり、梅の木だと思っていたら牡丹の花が咲いて、下に筍が生えたりするような夢。雑念のある時には雑夢を見る。
  • 悪夢(あくむ)…妙なものに襲われたりする夢。

右肩を下にして「さ」の字で寝た時には良い夢、愉快な夢を、左を下にして寝たり、仰向けで寝た時には悪夢を見る、とも述べている。

夢と副守護神

霊界と夢の世界は異なる。夢は副守護神の働きである。王仁三郎は次のように述べている。──肉体が覚醒している時は、副守護神正守護神に制されて思うままのことが出来ない。睡眠している時は正守護神は肉体から離れるか熟睡してしまうので、副守護神は思うままに外的精神が活動する。本守護神正守護神の働きはふつうは夢となっては現れない。[1] [2]

(ただし霊界物語に、夢は本守護神の働きだと記されている箇所がある[3]

脚注

  1. 出口王仁三郎全集 第5巻』瑞言祥語「夢の話#」:『暁の烏』にも引用されている。「(八)身魂みがき。#
  2. 出口王仁三郎氏を囲む座談会 第四夜(四)#」:「寝てしまうと副守護神だけの働きが発揮され、正守護神の働きは眠ってしまっている」
  3. 第14巻第15章丸木橋」/a048-a053#弥次彦のセリフ「夢と云ふものは神聖なものだ。吾々が社会的の総ての羈絆を脱して、他愛もなく本守護神の発動に一任した時だから、夢の中の事実はきつと過去か、現在か、未来のうちには実現するものだよ」